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浜松駅ビル「メイワン エキマチウエスト」に新店4店 市民も楽しめるエリア目指す

「松浦製茶」スタッフ

「松浦製茶」スタッフ

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 静岡茶販売店「松浦製茶」、つくだ煮店「松香堂」が3月12日、うなぎいもスイーツ店「うなぎいもストア浜松駅店」、クリームチーズサンド専門店「ルソマサンド」が3月15日、浜松駅ビル「メイワン」(浜松市中区砂山町、TEL 053-457-4111)内にある「エキマチウエスト」にオープンした。

「ルソマサンド」の「パフェ缶」

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 浜松の土産物を中心に取り扱う同ビル内のエリア「エキマチウエスト」。新型コロナ禍の影響で旅行や帰省に制限があり、土産物の需要が減少しているのを背景に、同エリアのコンセプトを一新しようと考えた。静岡県西部の会社に限定し、約30社の候補の中からテナントを選考。契約満了を迎えた店舗と入れ替わる形で、新たに4店舗がオープンした。従来の土産物の販売と併せて、地元の名産品を扱うテナントを誘致することで、地元の人も気軽に立ち寄れるエリアを目指す。

 「松浦製茶」は、周智郡森町で静岡茶の製造と卸売りを中心に運営しているが、自社ブランドを強化するため出店を決めた。土産物として贈呈した時に「やっぱり静岡のお茶はおいしい」と満足してもらえるよう、高価格帯の商品を中心にそろえる。春を感じるオリジナルブレンドの「春待ち茶」(100グラム=1,080円)や、森町の品評会で受賞した「第56回 優良森の茶品評会 受賞銘茶」(50グラム=1,620円)などを用意。専務の松浦泰隆さんは「静岡茶の魅力を全国に広げたい。地元の人には、静岡茶のおいしさを再認識してもらえれば」と話す。

 1928(昭和3)年に創業した「松香堂」は、地元産の食材を使うつくだ煮などを販売。浜名湖産のノリを100パーセント使うつくだ煮「浜名湖のり」(540円)や、一つ一つ手作業で作るしそ巻き「香り巻」(2串=409円)などをそろえる。

 浜松産のサツマイモ「ウナギイモ」を使うスイーツを販売する「うなぎいもストア浜松駅店」は、イモの生産と加工、販売を行う「うなぎいも共同組合」の直営店。昨年4月にオープンした東京店に続く2号店。裏ごしした焼き芋のペーストをたっぷり使う「うなぎいもプリン」(380円)や、クリーミーなシェイクに細い糸上のウナギイモペーストを載せた「うなぎいもシェイク」(600円)などを用意。理事長の伊藤拓馬さんは「浜松を盛り上げたいという思いで運営している。浜松と言えばウナギイモと言われるように目指したい」と話す。

 「ルソマサンド」は、パイナップルブランド「ハニーグロウ」を使った「ハニーグロウパイナップルサンド」(500円)や「フルーツミックスサンド」(500円)など、クリームチーズと生クリームを混ぜたオリジナルクリームのサンドイッチを約10種類用意。ほかにもフルーツチーズケーキやゼリーを缶に詰め込んだスイーツ「パフェ缶」は、「イチゴ」(1,050円)や「ミカン」(1,000円)など5種類をそろえる。SNS映えするスイーツに仕上げているという。

 メイワン営業部の大井龍太郎さんは「土産売り場というイメージを拭い去って、地元の人も気軽に立ち寄れるエリアにしていきたい。それぞれの店のファンになってもらえたら」と話す。

 営業時間は8時~21時(まん延防止対策実施中は19時まで)。

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