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浜松のオークラホテルが2年ぶりにビュッフェ再開 臨場感あるライブメニューも用意し

「オークラアクトシティホテル浜松」アシスタントマネージャの三浦さん(左)と販売促進部の寺本尚史さん(右)

「オークラアクトシティホテル浜松」アシスタントマネージャの三浦さん(左)と販売促進部の寺本尚史さん(右)

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 「オークラアクトシティホテル浜松」(浜松市中区板屋町、TEL 053-458-1233)内の洋食レストラン「フィガロ」が3月19日、新型コロナ禍の影響で中止していたビュッフェプランを2年ぶりに再開した。

オークラアクトシティホテル浜松の「シーズナルブッフェ」

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 同ホテルは、複合コンベンション施設「アクトシティ」内のホテルとして、1994(平成6)年に開業。「フィガロ」では通年でビュッフェプランを企画してきたが、一昨年の2月以降は新型コロナ禍の影響のため中止。アシスタントマネジャーの三浦美和子さんは「接触が多い印象があるため、ビュッフェスタイルに対する不安を払拭(ふっしょく)するのが難しかった」と振り返る。ゴールデンウイークやクリスマスなど、集客が見込める期間に限り行ったが、それ以外の期間は、宿泊者に向けた朝食のセットメニューの提供のみで営業を続けてきた。しかし、「ウィズコロナの意識の高まりを背景に、今年の夏ごろからビュッフェに対する要望が徐々に増えてきた」と三浦さん。徹底した感染対策を整えた上で、「シーズナルブッフェ」と題して、土曜・日曜・祝日限定で再開を決めた。

 洋食を中心とする約15種類の食事メニューに加え、パンやデザート、ソフトドリンクを提供。冷製料理は、菜の花の花びらをのせてかわいらしく盛り付ける「ツナと菜の花の一口パイ」や、刻んだ牛肉とレタスや大根など4種の野菜が入る「コールドビーフの生春巻き」などを用意。温製料理として、卵黄やバターにビネガーを加えて煮詰めた「白身魚のポワレ ベアルネーズソース」や「豚肉のやわらか煮込み トマトソース」などをそろえる。シェフが客の目の前で調理する「ライブメニュー」も用意し、出来たての料理を提供する。「じっくり煮込んだチキンのラグーソースとモッツァレラチーズのピザ」は、目の前でピザ生地を広げる様子を披露し、店内の窯で焼き上げる。

 ランチ限定で「アジの香草パン粉焼き マスタード風味」や「手羽先のコンフィ」、ディナー限定で「手まりずし」やミディアムレアに焼き上げた「牛肉のタリアータ 和風ソース」などを提供。ディナーのみの「ライブメニュー」として、一人1皿限定で提供する「オマールテールとホタテのポワレ スプラウトとハーブのサラダ添え」を用意。シェフが店内の鉄板で焼き上げ、「バジルソース」と殻を炒めてエビの風味を凝縮した「アメリケーヌソース」の2種のソースを添えて仕上げる。「フレンチやイタリアンの要素を取り入れた、ホテルならではの非日常を感じる食事を提供している。ランチはファミリー層をターゲットに、ディナーは落ち着いた雰囲気の中で楽しんでほしい」と三浦さん。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温、食事以外の時間のマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。料理を取る際は、アルコール消毒をした上で、両手にビニール手袋を着用するように求める。飛まつ防止のため、全ての席にパーティションと食事コーナーにスイーズガードを設置。密を避けるため、通常より3割ほど席数を減らしてレイアウトする。

 ビュッフェの再開を心待ちにしていたファンが多く訪れているという。三浦さんは「再開を望む声が多かったため、期待に応えることができてうれしい。安心して食事してもらえることを最優先に考え徹底した感染対策をしているので、足を運んでほしい」と話す。

 営業時間はランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時30分~21時。料金は、ランチ=大人3,000円、小学生1,600円、4歳以上900円、ディナー=同4,000円、同2,300円、同1,200円。

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