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浜松・葵東にすし店 全国から仕入れる旬ネタ40種類そろえ

「気軽に足を運んでほしい」と話す店主の鴨岡さん

「気軽に足を運んでほしい」と話す店主の鴨岡さん

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 すし店「江戸前寿司すしまる」(浜松市中区葵東、TEL 053-488-9986)が3月24日、オープンした。

全国から仕入れる旬の魚介を使う「江戸前寿司すしまる」

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 店主の鴨岡秀樹さんは、和食料理人として約20年間経験を重ねた後、2017(平成29)年に独立して中区高丘に和食居酒屋を立ち上げた。新型コロナ禍においても順調に営業を続けてきたが、新しいことに挑戦したいと考え、居酒屋の営業権を従業員に譲渡。培った経験とノウハウを生かして、全国から仕入れる旬の魚介を手頃な価格で提供するすし店を目指し、同店のオープンを決めた。

 2階建ての店舗面積は約75坪。テーブル28席、カウンター8席、座敷20席の計56席を用意。店内は白色を基調とした清潔感のある落ち着いた和風デザイン。ライブ感を演出するため、カウンター席だけでなく、テーブル席からも職人がすしを握る様子を見られるように設計した。

 店主自ら市場に足を運び、季節ごとの旬の食材を見極めて全国から仕入れる。「当たり前のことだが、いくら安くてもおいしくないものは提供したくない」と鴨岡さん。安価な冷凍食材も流通するが、新鮮な生の魚介のみを使う。静岡県産コシヒカリのシャリは、江戸前ずしの定義の一つである赤酢を使い、香り良く仕上げる。

 和歌山県産の本マグロを使う「勝浦産マグロ握り」(264円)は、中トロとして提供しても良いほどに脂が乗っているという。本マグロの中トロにキャビアをのせた「トロキャビア握り」(1,320円)は、同店オリジナルの創作すし。このほか、天然のブリを使う「愛媛県産ブリ握り」(308円)や口の中でとけるほどに柔らかく煮込むという「大将仕込み煮穴子握り」(462円)、浜松のブランド牛を使う「峯野牛カイノミタタキ肉寿司」(528円)など約40種類のすしを用意。北海道から直送する「北海道センボウシ産生カキ」(638円)や「あんこう唐揚げ」(528円)、「ホタテと白子の茶碗蒸し」(418円)などの一品料理もそろえる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温、食事以外の時間はマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、定期的に出入り口と窓を開け換気を徹底。密を避けるため、間隔を広く空けてテーブルレイアウトする。

 オープン後は、友人や知人、地域の人が多く訪れ順調な滑り出しという。鴨岡さんは「自ら見極めたこだわりの魚介を手頃な価格で提供している。ハードルの高くない店なので、気軽に足を運んでほしい」と話す。

 営業時間は11時~22時。

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