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浜松・尾張町に盆栽専門店 陶芸作家が手がける鉢使い日本文化発信

「もっと盆栽の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と話す店主の大端さん

「もっと盆栽の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と話す店主の大端さん

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 盆栽専門店「頭山(あたまやま)」が6月26日、浜松市尾張町にオープンした。

店舗内観

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 同店は、大端将さんと器専門店「Rohan(ロハン)」(中区)を経営する鈴木林太郎さんが共同店主を務める。大端さんが植物を扱う店を持ちたいと考え、こだわりの鉢を使おうと鈴木さんに相談したことをきっかけにオープンした。陶芸作家が手がける鉢を使うため、それに見合う植物を販売したいと考え、日本の伝統文化である盆栽を取り扱う。店名は、植物を話題にする落語の演目「頭山」から引用し名付けた。 

 店舗面積は約16坪。古い建物を利用して、むき出しの天井や壁の骨組みをあえてそのまま残し、モダンなデザインの中にレトロな雰囲気を演出した。

 全国各地の陶芸家が作った鉢を使い、植物は地元盆栽園から仕入れる。植物を仕入れてから盆栽にするまで大端さんが管理。季節ごとに新芽を摘(つ)み、剪定(せんてい)するなどして樹形を整える。植物と盆栽鉢の組み合わせを考える作業「鉢合わせ」は、大端さんと鈴木さんが話し合いながら決める。「黒松」(7,700円~)や「花らっきょう」(7,700円~)など、樹高15センチから1メートルほどのものまで約50鉢をそろえる。価格は、サイズや季節などにより異なる。7月3日まではオープニングキャンペーンとして、鉢作家が作った抹茶わんで「和菓子と抹茶」(1,000円)を提供する。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒とマスク着用を求める。スタッフはマスク着用を義務化。店内は定期的に窓を開け換気を徹底する。

 「今後は、盆栽以外のアート作品とのコラボも視野に入れている。盆栽に軸をおきながら、さまざまな楽しみ方を提供できる場所にしていきたい」と大端さん。「他の日本文化を含め、盆栽をもっと多くの方に親しんでもらいたい。若い世代にも知ってもらえたら」とも。

 営業時間は、平日=18時~20時、土曜・日曜=13時~18時。

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