かき氷専門店「浜松純情かき氷」(浜松市中区板屋町、TEL 070-4400-2232)が7月8日、オープンした。
浜松産ブルーベリーを使ったソースをかける「青春のブルーベリーかき氷」
店主の中原昌幸さんは、知人が夜間のみ営業するメイドカフェ「シークレットハウス」で、昼の時間帯のテナント活用を提案された。もともと冬でもかき氷を食べるほどのかき氷好きだったこともあって、専門店のオープンを決めた。
店舗面積は約12坪。席数はテーブル4席、カウンター8席。
浜松をはじめとする遠州地域に果物の特産品が多いことに着目。オリジナルソースを作るに当たって、地産地消を取り入れた。「資源を無駄にしたくない」と、味や品質は変わらないが傷が付くなどで一般に流通しない食材を地元農家などから直接仕入れて使う。
氷は、「浜松委托倉庫」(中区)が販売する、南アルプスを源とする天竜川伏流水を凍らせて作る「ソーラーアイス」を使う。「浜松純氷(じゅんぴょう)」とも呼ばれ、72~96時間かけて凍らせることで、密度が高く透明で溶けにくい氷になり、まろやかな味になるという。
全てのかき氷にオリジナルソースと、ミルクベースの手作りシロップをかける。浜松産ブルーベリーを使ったソースの「青春のブルーベリーかき氷」(1,100円)は、ブルーベリーの果実もトッピンッグして仕上げる。浜松市の老舗「内藤製餡所(せいあんじょ)」のあんこを入れた「先輩のほうじ茶白玉あんこかき氷」(1,100円)は、ほうじ茶ソースと合わせ、白玉団子をトッピングする。このほか、袋井産クラウンメロンのソースとカットメロンをトッピングする「メロメロメロンかき氷」(1,540円)や、磐田産イチゴのソースをかける「純情のいちごかき氷」(1,100円)など、常時6種類を用意。各メニューに、バニラアイスとホイップした生クリームを加えてアレンジする「極ミルキー」(1,320円~1,760円)も提供する。
オープン後は悪天候が続いて客足が鈍かったが、女性を中心に徐々に来店客が増えているという。「かき氷愛好者『かきゴーラー』が県外からも来店してくれた。店を通して浜松の街中の活性化につなげていきたい」と中原さん。「今後もさまざまな地元産フルーツでオリジナルソースを考案予定。SNSで案内するので見てほしい」とも。
営業時間は、平日=13時~17時、土曜・日曜・祝日=11時~14時。月曜定休。