クリームソーダ専門店「100種類のクリームソーダ屋」(浜松市中区肴町)が7月23日、オープンした。
店主の加納詩織さんは今年4月、飲食店での勤務経験を生かして同所にバー「呵呵(かか)」を開店。コロナ禍で明るい話題を届けられる店にしたいと、中国語で大笑いを意味する店名にした。昼間使わない店舗を活用することで、街中の活性化に貢献したいと考えた加納さん。「自身が子どものころに憧れの場所だったバーを、学生にも体感してもらいたい」と、大人から子どもまで楽しめるクリームソーダ専門店のオープンを決めた。
店舗面積は約8坪。席数は、テーブル8席、カウンター7席。店舗デザインは、ダークブラウンの木材をふんだんに使い、和モダンのシックな雰囲気に仕上げた。「落ち着いた空間でクリームソーダを飲むギャップを楽しんでほしい」と加納さん。
スタンダードなクリームソーダからカクテルをアレンジしたオリジナルメニューまで100種類をそろえる。果実の入ったフルーツシロップを使い、濃厚なバニラアイスクリームとチェリーをのせてバーテンダーが作り上げる。「スタンダード」(550円)は、「メロンソーダ」や「ブルーハワイソーダ」などをそろえる。ラムをベースにするカクテルをアレンジしたクリームソーダ「モヒート」(700円)は、パッションフルーツやマンゴーなどのフルーツシロップを加えたメニューを用意。フレッシュミントとライムを使い、夏らしい清涼感を感じられるという。紅茶の香りとソーダの組み合わせを楽しむ「TEA(ティー)」は、青い紅茶「バタフライピーティー」に変更もできる。このほか、定番カクテルをアレンジした「モクテル」やレモンの酸味で爽やかな風味に仕上げた「レモネード」(以上600円)などを用意。全てのメニューは通常ノンアルコールで提供するが、100円増しでアルコールを入れてアレンジできる。
8月からは、来店客のリクエストに応じて作るオリジナルクリームソーダの提供も計画している。加納さんは「普段はちょっと入りづらいバーの扉を開けてみてほしい。未成年も歓迎なので、バーの持つ大人の雰囲気を感じて、夏の思い出にしてもらえたら」と話す。
営業時間は14時~17時。