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浜松・田町にとんかつ居酒屋 「呑めるとんかつ屋」コンセプトに

店長の鈴木雄大さん

店長の鈴木雄大さん

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 とんかつ居酒屋「団らん食堂 香穂(かのん)」(浜松市中区田町、TEL 053-488-8325)が9月8日、オープンした。

とんこつしょう油ラーメンの上にとんかつを載せた「とんかつラーメン」

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 元々、浜松市内の養豚場が手がける精肉店で経営に携わっていた社長の鈴木雅之さん。地元食材の魅力を伝える事業を始めたいと独立し、今年6月に「奥浜名湖フードカンパニー」を立ち上げた。街中の活性化に役立ちたいとの思いも強く、同社の手がける最初の事業として、中心市街地に位置する同店のオープンにこぎ着けた。「呑(の)めるとんかつ屋」をコンセプトに、ランチタイムはとんかつを中心に定食やラーメンを提供し、ディナータイムは居酒屋形態で営業する。

 店舗面積は約14坪。席数は、テーブル16席、カウンター5席の計21席。友人や知人と一緒に楽しく過ごせる空間をイメージし、和風デザインに仕上げた。

 地元産をはじめ全国から、店主自ら見定めた食材を仕入れる。特殊な装置を設置したフライヤーで揚げることで、衣が吸収する油の量を抑えヘルシーに仕上がり、短時間で調理もできるため食材のうま味を逃がさないという。

 ランチメニューは、「ロースかつ定食」や「ヒレかつ定食」(以上1200円~)を用意。「カツカレー定食」(1,500円)は、煮込んだラーメンスープから取る、「口の中で溶けるほどにやわらかい」(鈴木さん)という豚肉を混ぜ合わせて仕上げる。

 豚からダシを取るラーメンも用意。「とんかつラーメン」(1,200円)は、とんこつしょう油ラーメンの上に千切りキャベツを敷き、100グラムのとんかつを載せて仕上げるボリュームある品。あっさりスープの「豚中華」(800円)、濃厚でクリーミーなスープを楽しめる「とんこつ」(800円)などもそろえる。

 ディナーの「居酒屋タイム」では、とんかつとラーメンに加え一品料理も用意。約150グラムの豚肉を分厚くスライスした「トンテキ」(1,000円)は、しょう油ベースの自家製ダレで焼き上げる。串焼きは、「豚ロース串」と「豚カルビ串」(以上350円)の2種類、串揚げは「豚ヒレ串」(360円)や「鶏もも串」(330円)など約10種類をそろえる。このほか、サラダや豚肉を使った丼ものなども用意する。

 オープン後は、知人や友人が多く訪れ順調な滑り出しという。鈴木さんは「活気ある浜松に戻るように役立ちたい。幅広いメニューをそろえ、できる限りリーズナブルに提供しているので、気軽に足を運んでもらえたら」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、ディナー=17時~23時(金曜・土曜=翌3時まで)。水曜・日曜定休。

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