同イベントは、浜松市による地域力向上事業の一環「南区アーチェリー振興事業」として開催する。「江之島アーチェリー場」は、2025年に完成予定の国際大会開催可能なビーチスポーツ施設「江之島ビーチコート」の建設に伴い、昨年8月に移設。8レーンを備え、車いすでも利用できるようにリニューアルした。同イベントは、新しい地域資源として同施設をPRするために開催する。
浜松市出身の現役選手2人を講師として招き、初心者から経験者まで楽しめるように企画する。山内梓選手は、2019年に「全日本学生個人選手権」で優勝し、昨年東京オリンピックに出場。杉本智美選手は、2019年にオランダで開催した世界選手権に出場した経歴を持つ。「地元出身選手を招くことで、アーチェリーをより身近に感じられると思う」と浜松市南区区振興課の池谷友莉さん。
選手2人が50~70メートルの距離から試射するデモンストレーションでは、トップアスリートがプレーする様子を間近で見ることができる。約5メートルの距離から実際にアーチェリーの矢を射る体験企画も用意。選手と交流する時間も設け、記念撮影なども予定する。安全に配慮して、「浜松市アーチェリー協会」会員が各レーンでサポートする。
すでに半数以上の申し込みを受け付けているため、「できるだけ早く申し込みしてほしい」と池谷さん。「世界で活躍する選手と触れ合えるめったいない機会。楽しみながら参加してもらえたら」とも。
開催時間は、午前の部=9時~11時30分、午後の部=13時~15時30分。参加対象は小学5年生~中学3年生。申し込みは先着順で、浜松市役所ホームページ内の専用フォームで受け付ける。各回定員24人。