写真店「オオタカフォトスタジオ Luz de Amor(ルースデアモル)」(浜松市浜北区新原、TEL 053-586-2770)が11月7日、リニューアルオープンした。
フォトグラファーの大高景士さんの祖父が1951(昭和26)年に創業し、現在は父の浩史さんが社長を務める同店。七五三や結婚式の前撮りなどのスタジオ撮影や、学校の卒業アルバム制作を手がける。大高さんは元々美容師として働いていたが、2005(平成17)年に同店に入社。「祖父が他界したのをきっかけに、歴史ある写真館の後を継ぎたいと考えた」と振り返る。入社後にフォトグラファーとして経験を重ね、2017(平成29)年開催の「ウェディングフォトアワード」での「金賞」など、数々のフォトコンテストで受賞してきた。今回のリニューアルは、若い世代に受け入れられるようにと、スタジオの内装デザインを一新。店名には、スペイン語で「愛の光」を意味する「Luz de Amor」付け加えた。
店舗面積は約50坪。レンタル衣装を展示するエントランススペースと撮影用スタジオ2室を備える。セレクトショップのような空間をイメージし、ぬくもりあるヨーロピアンスタイルのデザインに仕上げた。フランスやスペインなどから取り寄せた100年以上前の家具やドアを使い、クラシカルな雰囲気を演出。「どこで撮影しても画になるようなスタジオ。日常とは違う空間を感じてほしい」と大高さん。
子ども用のレンタル衣装は、パステルカラーのアンティーク調ドレスやカジュアルデザインのモノトーンのセットアップなど、スタジオの雰囲気に合わせたヨーロピアンスタイルの物をそろえる。
ストロボを使わず、スタジオの大きな窓から取り入れた自然光のみを使い撮影するため、季節や時間帯によって、異なる質感の写真に仕上がる。撮影機材の位置を気にすることなく自由に動き回ることができるため、リラックスした自然な表情を引き出せるという。
撮影プランは、撮影データ50カットとヘアメークなどをセットにする「キッズ洋装撮影」(33,000円~)や「成人式前撮り」(55,000円~)。ブライダルメニューは、撮影データ100カットと新郎新婦の衣装レンタル、ヘアメークなどをセットにする「ドレス+和装 スタジオプラン」(19万8,000円~)などを用意する。
今後は、季節ごとにテーマを設けてスタジオを装飾し、「クリスマス」や「夏祭り」などのイベント撮影を計画する。大高さんは「老舗と呼ばれるフォトスタジオにふさわしい場所でありたい。これからも常に新しいものを取り入れてチャレンジしていけたら」と話す。
営業時間は9時~18時。水曜定休。