浜松・三ヶ日で2月4日から短編映画の撮影が始まった。
同作品は、3月18日から吉本興業が中心となり開催される「沖縄国際映画祭」に今回から新しく加わった地域発信型映画として出品される。地域発信型映画は、地域住民が主体となって参加し、振興の一環として行われるプロジェクトで、全国約30カ所の応募から今回7カ所が選定された。
同町で映画作りを進めるのは1月に発足した「三ヶ日映画応援団」。同団体は地域活性化グループの「SM@Pe(スマッペ)」や、農協の青年連盟、商工会議所の青年部らの各団体と、三ヶ日町民の有志で成り、現在は100人以上で構成する。
作品は30分のショートムービーで、監督は袋井市出身の市川千尋さんが務め、静岡県出身のタレントが出演する。5日は濱名惣社神明宮で撮影が行われ、吉本興業のタレントも現地を訪れる予定。
同団体事務局スタッフで、普段は建築士の岡本和久さんは「今回撮影地に決まって一番にお願いしたのは、三ヶ日町民が1人でも多く映るようにしてほしいということ。これまで三ヶ日町では、農業、商業、その他の産業とそれぞれが独立した組織を持ち、それぞれに活動し、連携して何かをするということがほとんどなかった。これをきっかけにチームや仲間という意識で連携し、三ヶ日の魅力を発信できたら」と期待を寄せる。
撮影は7日までの4日間を予定。