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イオンモール浜松志都呂に地元農産物の店 「新鮮な農産物をリーズナブルに届けたい」

「青空農園」店長の松井菜奈子さん

「青空農園」店長の松井菜奈子さん

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 青果と加工食品店「青空農園 イオンモール浜松志都呂店」(TEL 053-523-8637)が11月25日、オープンした。

規格外の農作物を販売するブランド「dekoboko」

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 同店を運営する「青空農園」(西区)は、2013(平成25)年に設立。自社栽培と100件以上の契約農家から仕入れた地元農産物を、約40店のスーパー内にある地場産品コーナーで販売。市場を介さず直接販売することで、リーズナブルで鮮度の良い農産物を提供する。自社の目の届く範囲で管理した良質な野菜を消費者に届けたいと考え、同社初となる直売店として同店のオープンを決めた。

 店舗面積は約55坪。店内は、木のぬくもりを感じるナチュラルな空間。誰でも入店しやすいようにと、明るい雰囲気のデザインに仕上げた。

 レタスやキャベツ、白ネギなど自社栽培の農産物と契約農家から仕入れたものを中心に販売。普段使いから贈答用まで、常時約100種類が並ぶ。「生産者の顔が見えるので安心して手に取ることができる」と店長の松井菜奈子さん。当日収穫した野菜が店頭に並ぶこともあるという。

 食品ロス削減を目指し、傷や形の悪さなどを理由に規格外として廃棄してしまう農産物も「dekoboko(デコボコ)ブランド」として販売する。「通常と全く同じ味の野菜や果物を、半額ほどで提供できる。毎日異なるものが店頭に並ぶので、来てからの楽しみにしてほしい」と松井さん。

 加工食品は、全国から仕入れた人気商品約400アイテムをそろえる。みそを醸造する過程でできるエキスを使った発酵調味料「味噌(みそ)の雫(しずく)」(432円)は、肉や魚の漬け込み液として使うと、身を柔らかく調理できるという。サツマイモやバナナなどを揚げた塩味のチップス「おやさいミックス」(450円)は、同店のオリジナル商品。このほか、規格外になったナシの果汁を入れて甘酢で漬けた「梨フルーツらっきょう」(451円)などを用意する。

 併設するジェラート専門店「畑とジェラート」では、規格外の野菜や果物を使った自家製ジェラートを販売。あまおうを使う「濃厚いちご」やジューシーな果実味を感じる「マンゴー」(以上、シングル=400円)など11種類をそろえる。

 松井さんは「一般的な八百屋とは違い、農家が協力して営む店。鮮度も価格も喜んでもらえる物をそろえているので、一度足を運んでもらえたら」と話す。

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