クロワッサンサンド専門店「BIJOU(ビジュー) 」(浜松市中区高丘西)が12月21日、オープンした。
同店のオープンは、店主の大沼舞さんが、子育てを原因に体調を崩したことがきっかけという。「子どものためなら何でもかなえてあげたいという思いが強く、無理をしてしまった。まずは自分を大切にしないと何もうまくいかないことに気付いた」と大沼さん。自身の経験を元に、「自分を大切にするごほうび」になる物を提供したいと模索し、得意の菓子とパン作りの技術を生かした「ごほうびクロワッサンド」を考案した。手作りで焼き上げるクロワッサンに、「ごほうび」にふさわしい鮮やかなトッピングをして提供する。子育て世代のスタッフも仕事と子育てを両立できるようにと、営業時間を短くし、土曜・日曜定休にした。
店舗面積は約18坪。テイクアウト専門で販売する。店舗デザインは、グレーを基調に、照明や店舗ロゴなどにゴールドのアクセントカラーを使い、落ち着いた雰囲気の高級感ある空間を演出した。
常時約10種類の「クロワッサンド」がショーケースに並ぶ。地元契約農家から仕入れた旬のフルーツを使う「浜松産 季節のフルーツ」は、現在はカスタードクリームとイチゴジャムを練り合わせた生クリームにイチゴをトッピングして提供する。まろやかな口当たりのマロングラッセクリームの「濃厚モンブラン」(以上594円)は、クリ本来の濃厚な風味を味わえる。「黒トリュフ香るBIJOU特製ハーブウインナー」(518円)は、クロワッサンとの相性を考慮して特注したウインナに、黒トリュフオイルをかけてシンプルに仕上げる。このほか、無添加・無着色のピスタチオペーストを使う「極上ピスタチオクリーム」(594円)、スモークソルトを振りかけた「大人のハムチーズ」(518円)などをそろえる。「どれにしようか迷う時間もごほうびの一つなので、ゆっくりと選んで楽しんでほしい」と大沼さん。
オープン後は、連日売り切れが続く順調な滑り出しという。大沼さんは「がんばっている自分や大切な人に食べてもらいたい。日常とは異なる特別感を得てもらえたら」と話す。
営業時間は11時~売り切れ次第。土曜・日曜定休。