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浜松各所で「家康」イベント NHK大河ドラマ放送開始受け 

「天竜浜名湖鉄道」のラッピング列車「どうする家康号」

「天竜浜名湖鉄道」のラッピング列車「どうする家康号」

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 NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送開始を受けて現在、「徳川家康」にスポットを当てた観光誘客企画やイベントが浜松各所で行われている。

ラッピング列車「どうする家康号」

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 「どうする家康」は、天下統一に向けて立ちふさがるさまざまな困難を乗り越えていく徳川家康を描くドラマ。主演は、タレントの松本潤さんが務める。浜松は、家康が29歳から45歳までの17年間を過ごした「ゆかりの地」として、盛り上がりを見せている。

 「天竜浜名湖鉄道」(浜松市天竜区二俣町、TEL 053-925-2276)では、ドラマのメインビジュアルをデザインしたラッピング列車「どうする家康号」の運行を始めた。1月7日に行った出発式では、用意した300枚の見学チケットが完売した。外観デザインは、家康演じる松本潤さんをメインに描き、車内には徳川四天王をモチーフにしたオリジナルキャラクター「はままち四天王」や、家康をテーマに地元学生から募集したイラストも展示する。運行スケジュールは、同社ホームページで公開している。

 同社では1月28日、観光ツアー「家康公ゆかりの地を巡る列車旅」を行う。列車で移動し、掛川城と二俣城址、家康の長男信康の墓がある「清瀧寺(せいりゅうじ)」などを現地ガイドの説明を聞きながら散策する。営業部長の高木信哉さんは「大河ドラマ館のある浜松中心部だけでなく、遠州地域の盛り上げの一翼を担いたい」と話す。定員=40人。参加費=3,900円。

 浜松市では現在、国内オンライン予約サイトを活用した「家康公ゆかりの地 出世の街 浜松 観光キャンペーン」を行っている。近畿日本ツーリストやJTB、日本旅行など8社の予約サイトから市内施設の宿泊予約をすると、宿泊費に応じて1,000円~3,000 円の割引クーポンを進呈する。全国旅行支援との併用もできる。2月28日まで(予定数達し次第終了)。

 浜松市北区では、同ドラマに資料提供として参加する歴史研究家の小和田泰経さん監修の下、「浜松市北区徳川家康公ゆかりの地マップ」を作成。「三方原古戦場碑」や「本乗寺」など、北区内の家康ゆかりの地を紹介する。用意した5000部のマップは、北区役所や北区内協働センター、観光施設などで配布するほか、浜松市のホームページでもダウンロード配布する。北区役所区振興課の森田樹さんは「マップを見て、全国の人に北区にも多くの家康ゆかりの地があることを知ってもらいたい」と話す。

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