焼き肉店「源氏 浜松店」（浜松市中区鴨江、TEL 053-401-2955）が2月5日、移転リニューアルした。

とろける口どけが特徴の「静岡特選牛ザブトン」

　御前崎市に本店を持つ同店は、2014（平成26）年に2号店として浜松店をオープンしたが、店主の丸山幸之助さんの家庭の事情で、2017（平成29）年に閉店。その後は、本店のみを営業していた。「お世話になった浜松の来店者に恩返ししようと、いつか再開することを決めていた」と丸山さん。今年1月から建て替えのため本店を一時閉店しており、このタイミングで浜松店のリニューアルオープンを決めた。

　店舗面積は約18坪。席数は、テーブル席28席、カウンター席2席。店内は、黒色を基調に、むき出しのコンクリートの壁を使った、落ち着いた雰囲気。大人の隠れ家的な空間にしようと、シンプルな和モダンデザインに仕上げた。

　静岡県産牛肉をメインにした焼き肉を提供する。丸山さんは「静岡県産牛肉は全国でもトップレベルだが、ほかのブランド牛より認知度が低く、地元の人にもあまり知られていないのが現状。生産者が熱心に育てた牛を使い、静岡産牛肉の魅力を伝えたい」と話す。「みっかび牛」や「静岡そだち」など、県内各地の良質なブランド牛を見定めて仕入れる。

　「静岡特選牛特上カルビ」（2,400円）は、塩で味付けした後に、ワサビを付けて食べることで、肉本来の味を楽しめるという。肩ロースの中でも脂の多い部位を使った「静岡特選牛ザブトン」（2,800円）は、ほんのりと甘くとろける口どけが特徴という。このほか、「静岡県産ハラミ」（1,600円）や首の近くにある部位の赤身肉「クビネッコ」（1,000円）なども用意する。

　オープン後は、移転前の常連の来店者が多く、今後は口コミが広まり集客に結びつくように期待する。丸山さんは「静岡の牛肉をメインにする焼き肉店は少ないので、ぜひ味わいに来てほしい」と話す。

　営業時間は17時～23時。火曜定休。