遠鉄百貨店本館（浜松市中区砂山町、TEL 053-457-5384）で3月16日、企画展「志村けんの大爆笑展」が始まった。

「笑いや元気を与えられたらうれしい」と話す営業部の川井秀介さん

　2020年3月に亡くなったお笑いタレントの志村けんさんの、46年間の芸能人生を振り返る同展。「笑いの渦に巻き込む」をコンセプトに、2021年8月の大阪開催を皮切りに全国を巡回している。静岡県は初開催となる。

　会場には、特殊メークでリアルに再現した等身大の「バカ殿様」を設置。「アイーンポーズ」で登場し、志村さんの笑いの世界へ来場者を引き込む。「タライ落とし」や鏡を使った定番コントの体験コーナーも用意。このほか、志村さんの笑いのルーツやエピソードを紹介した「大年表」や、「変なおじさん」をはじめとする名物キャラクターの衣装や小道具を展示する。

　グッズショップ「高級ブティックひとみ」では、約500アイテムを販売する。同展から販売を始めたアニメ「ちびまる子ちゃん」とのコラボのグッズは、バカ殿に扮（ふん）したちびまる子ちゃんのラベルが目を引く「バカ殿様サイダー」（486円）、色鮮やかな「九谷焼 小皿」（1,870円）などが並ぶ。このほか、「変なおじさん」」をプリントした「パジャマセット」（6,050円）、バカ殿様の着物柄の「御朱印帳」（3,300円）などを用意する。

　開催初日には、ザ・ドリフターズの高木ブーさんとちびまる子ちゃんの着ぐるみが登場し、会場をにぎわせた。「楽しさ満点の展示で、幅広い年齢層が楽しめる内容になっている。来場者に笑いや元気を与えられたらうれしい」と営業部の川井秀介さん。「グッズも盛りだくさんなので、会場で手に取ってみてほしい」とも。

　開館時間は10時～19時（29日＝16時まで）。入場料は、一般・大学生＝1,200円、中高生＝800円、小学生＝500円。3月29日まで。