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地元高校生が小児がん支援のレモネード開発 春華堂とコラボ

駿河総合高校の有志団体「US(アス)」と浜松南高校家庭部の生徒

駿河総合高校の有志団体「US(アス)」と浜松南高校家庭部の生徒

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 浜松南高校家庭部生徒と駿河総合高校の有志団体「US(アス)」(静岡市)が4月1日、菓子メーカー「春華堂」(中区)と共同開発したドリンク「ピンクレモネード SAKURA Flutter(サクラフラッター)」の販売を始めた。

春華堂と地元高校生が共同開発した「ピンクレモネード SAKURA Flutter(サクラフラッター)」

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 同社が運営するスイーツ店やカフェなどの複合施設「SWEETS BANK(スイーツバンク)」は現在、周辺企業と協力し、地域活性化イベント「さくらまつり in 神田町」を開催している。同イベント期間中に、小児がん支援を目的に高校生が考案した同品を販売する。

 「US」は、静岡市を中心にSDGsに関する活動を行う生徒主体の有志団体。活動の輪を広げて他校の生徒とも交流したいと春華堂に依頼したのをきっかけに、同社近隣に位置する浜松南高校とのコラボが実現した。

 USの活動の一つ「レモネードスタンド活動」に着目し、オリジナルレモネードの開発を決めたという。同活動は、レモネードの販売を通じて小児がんを支援するアメリカ発祥の社会貢献活動で、売り上げの一部は小児がん患者に寄付する。

 両校生徒が考案した商品アイデア約15案の中から、同社スタッフと試行錯誤して開発した。広報担当者の大塚莉子さんは「Flutterは『ときめき』『ひらひら』という意味で、高校生たちが春をイメージして名付けた」と話す。ピンクグレープフルーツを使い、ストローで混ぜると果肉が桜のように舞い上がるという。輪切りレモンと鼻に抜けるのローズマリーの香りをアクセントに仕上げた。

 会場では、両校生徒が立ち会い活動の趣旨説明をする。US代表の川畠慎之介さんは「地域活性化に貢献できてうれしい。高校生の力で、少しでも小児がんの子どもたちの力になれるよう活動したい」と話す。家庭部部長の田畑結愛さんは「たくさんの人にレモネードを届けられてうれしい。この経験を今後の高校生活にも生かしたい」と話す。

 大塚さんは「ここでしか味わえないレモネードを楽しんでほしい。販売日は高校生たちと実際に会って交流してもらえたら」と話す。

 価格は1杯当たり=650円。スイーツバンク内「カフェ&ベーカリーとらとふうせん」で土曜・日曜のみ販売する。営業時間は9時30分~18時。4月23日まで。

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