うなぎ料理専門店「だいだら 浜松西インター店」(浜松市中区高丘西、TEL 053-489-6355)が4月12日、オープンした。
店舗面積は約18坪。席数は、テーブル=16席、カウンター=6席。店内は黄色を基調に、明るく親しみやすい空間に仕上げたという。窓や扉にガラスを使い中が見えるようにしたことで、入店しやすい雰囲気づくりを目指した。
店主は伊藤達也さん。養鰻(ようまん)場に勤め、自宅でもウナギを調理していた祖父の影響を受け、小さいころから料理好きだったという。地元の魅力を発信し、手軽にウナギを楽しんでもらいたいと2020年、中区鴨江に1号店をオープンした。2号店になる同店は、県外の人にも立ち寄ってもらいたいと東名浜松西インターに近いテナントを見つけた。コンセプトは、1号店の人気メニュー「うな卵丼」の専門店という。
ウナギは浜名湖産を中心に仕入れる。独自の調理法を採用し、ウナギを一度浅蒸してたれを付けた後に、加熱した富士山溶岩の遠赤外線で焼き上げる。蒸すことで生まれる「関東風」のふわっとした食感と、高温で焼き上げた「関西風」の香ばしさを同時に楽しめるという。伊藤さんは「静岡の象徴『富士山』の溶岩を使うことで、味はもちろんインパクトも演出した。当店ならではのウナギの風味や食感を味わってほしい」と話す。
リーズナブルな価格で満足してほしいと、ウナギのかば焼きとだし巻き卵を丸ごと一本のせた「うな卵丼」をメインに提供する。地元養鶏場から仕入れた卵を使ったオリジナルメニューで、ふわふわの食感に仕上げた卵と、濃厚に仕上げたウナギのたれの相性がよいという。甘さを加えた卵を半熟で提供する「とろーりうな卵丼」(以上、並=2,200円、上=3,850円)は、親子丼のような味わいとも。用意する和歌山県産生サンショウは食べる直前に卓上のミルで香りを出してもらうことで、ウナギの味を引き立てるという。
このほか、5種類のウナギの串焼きを用意。「肝焼き」(638円)、ウナギの背びれを串に巻き付けた「ヒレ」(385円)などをそろえる。
伊藤さんは「いつか『うな卵丼』を浜松名物にできるよう頑張りたい。車で気軽に立ち寄ってもらえたら」と話す。
営業時間は、11時~14時、17時~20時。月曜定休。