ラーメン店「中華そば 仲屋」(浜松市中区向宿)が4月22日、オープンした。
浜松の総菜店の料理長として約10年経験を重ねた後、精肉店で精肉に関する知識や技術を学んだ店主の中下輝之さん。いつか自分の店を持ちたいと、料理人としての自信がついたタイミングで同店のオープンに踏み切った。中下さんは「商品の見せ方や幅広い料理に携わった経験を生かした店にしていきたい」と話す。
席数は、テーブル=2席、カウンター=9席。店内は、壁やテーブルに木を使った古民家風のデザインに仕上げた。
提供するメニューには、なるべく地元や国産の食材を使う。スープは、静岡の地鶏「一黒(いっこく)しゃも」や国産丸鶏を炊いた透き通ったスープに、煮干しやシイタケをブレンド。製麺機で作る自家製麺は、ラーメンとつけ麺のそれぞれに合った食感に仕上げるため小麦粉の配合や麺の太さを変える。
スープに地元醸造所「明治屋醤油(しょうゆ)」(浜北区)のしょうゆを加えた「醤油そば」にはストレート麺を合わせる。スープに沖縄の塩を数種類ブレンドした「塩そば」は、あっさりとした味に仕上げるという。香りが強いという愛知県産小麦「あゆちのみのり」と「那古野(なごの)の月」をブレンドした太麺を合わせる「辛味つけ麺」(以上980円)は、自家製ラー油を使ったたれの酸味と甘みが味わえるとも。全ての麺類のトッピングには、鶏のレアチャーシュー、豚の肩ロースに加え、アクセントに甘みが強いというタマネギ「アーリーレッド」をのせる。サイドメニューは、つるつるとした食感という「水餃子(ギョーザ)」(5個=350円)などを用意する。
スタッフの中下ゆうさんは「老若男女問わず、喜んでもらえるような店を目指している。あっさりとした味から濃い味までのメニューを用意しているので、たくさんの人に楽しんでもらいたい」と話す。
営業時間は、9時~15時。月曜定休。