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浜松・三ケ日町の和洋菓子店に「みそまんソフトクリーム」 大福寺納豆隠し味に

「入河屋三ケ日本店」で販売が始まった「将軍みそまんソフトクリーム」

「入河屋三ケ日本店」で販売が始まった「将軍みそまんソフトクリーム」

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 「将軍みそまんソフトクリーム」の販売が6月9日、和洋菓子店「入河屋三ケ日本店」(浜松市北区三ケ日町、TEL 053-525-0902)で始まった。

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 1885(明治18)年の創業で、「みかん最中」や初代から伝わるという「甚作饅頭(じんさくまんじゅう)」で知られる同店が、「三ケ日みかんソフトクリーム」「次郎柿ソフトクリーム」などに続く地元食材を生かしたソフトクリームとして新たに開発した。放映中の大河ドラマ「どうする家康」にあやかり「将軍みそまんソフトクリーム」と名付けた同商品の隠し味には、「浜松パワーフード」の認定を受けている「大福寺納豆」を使う。みそまん作りに使う大福寺納豆と沖縄県産の黒糖を合わせた「蜜」をアレンジして「いなさ牛乳」のソフトクリームベースに合わせ、「塩キャラメル」のような風味に仕上げた。価格は500円。トッピングには、大福寺納豆を無料で1粒のせる。

 浜納豆としても知られる「大福寺納豆」は、同店と同じ三ケ日町にある大福寺が発祥とされるネバネバしない乾燥した納豆で、塩味が特徴。徳川家の歴代将軍に献上され、家康の好物だったと伝えられている。5年以上前に着手したという開発では、大福寺納豆の塩味とソフトクリームの甘みのバランスが取れず難航したという。大福寺納豆を使う「みそまん」「かりんとうみそまん」も開発した5代目の松嵜善治郎さんは「発酵食品の持つ匂いや独特の味を、甘みがあるソフトクリームと組み合わせるのが難しかった」と振り返る。

 販売開始後は、SNSを見て来店する人が多いという。松嵜さんは「塩気と甘みが楽しめる、くせになる味に仕上がった。みそまんのように多くの人に親しんでもらえる商品にしたい」と意気込む。「食べながら、家康や地元の歴史を感じてもらえたら」とも。

 同店の営業時間は9時~18時。火曜・水曜定休。12月末までの販売を予定する。

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