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浜松・三ケ日町にカフェ「ローカルメイツ」 地域の憩いの場目指す

「気軽に集まれる場所をつくりたい」と話す「LOCALMATES」店主の寺田祐真さん

「気軽に集まれる場所をつくりたい」と話す「LOCALMATES」店主の寺田祐真さん

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カフェ「LOCALMATES(ローカルメイツ)」(TEL 053-488-7799)が浜松市北区三ケ日町にオープンして1カ月がたった。

三ケ日産「松きのこ」を加えたソースを使う「LOCALMATES版三ケ日牛バーガー」

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 店主の寺田祐真さんは、東京の映像制作会社で活躍後、地元の三ケ日町に戻り、生まれ故郷の魅力を発信する動画を制作。現在、三ケ日中学校で「総合の時間」アドバイザーを務める。寺田さんは「生徒と話す中で、近隣に学生が集まれる場所がないと知り、誰でも気軽に集まれる場所をつくろうとカフェをオープンした」と話す。

 店舗面積は約18坪。席数は、テーブル席20席、カウンター席4席。店内は、「三ケ日みかん」のオレンジ色を基調に白色や茶色を使い、落ち着いた雰囲気を演出する。

 店名の「LOCALMATES」は「地元の仲間」を意味する。三ケ日町に住む人や、地元に帰って来た人が気軽に集まれる場所にしたいという願いを込めた。学生が気軽に活用できるようにと高校生以下の学生のみで来店した場合は、「学生割引」として利用料金を2割引きにする。店内では地元企業の広告映像を流し、そこで得た収益は「学生割引」費用に充てる。「映像制作の経験を生かし、企業の広告用映像を作ることもある。企業側も学生の認知度を上げるよい機会になっている」と寺田さん。

 提供する料理にはなるべく地元の食材を使い、三ケ日町PRに努める。寺田さんは「まずは気軽に集まれる場所をつくるためにオープンした。今後も三ケ日町ならではのメニュー作りに力を入れたい」と話す。

 三ケ日産「松きのこ」を加えたソースを使うハンバーガー「LOCALMATES版三ケ日牛バーガー」(990円)は、三ケ日ミカンの皮を粉末にして加えたマヨネーズ、「長坂養蜂場」(北区)の蜂蜜を使ったハニーマスタードソースをアクセントに加える。デザートメニューは、地元パン店「メイ・ポップ」(北区)のデニッシュに「長坂養蜂場」の蜂蜜とバニラアイスをのせた「ハニーデニッシュ」(480円)、グラニュー糖をあぶって香ばしく仕上げたキャラメルプリン「ふわとろキャラメリゼ」(350円)などを用意する。「コーヒー」(400円)には、フェアトレードのコーヒー豆を扱う会社「豆乃木」(西区)から仕入れた豆を使う。コーヒーで作った氷を入れる「アイスコーヒー」(450円)は、氷が溶けても味が薄まらないよう工夫する。

 寺田さんは「人が集まれる場所として、地域に根差した店を目指している。学生はもちろん、幅広い年代の人に利用してもらえたら」と話す。

 営業時間は8時30分~19時(日曜は18時まで)。火曜定休。

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