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ザザ中央館にカレー&定食店 父と娘の二人三脚、「懐かしさ感じるごはん」提供

(右から)親子2人で店を切り盛りする、店主の奥田恭子さんと父の高久さん

(右から)親子2人で店を切り盛りする、店主の奥田恭子さんと父の高久さん

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 ザザ中央館(浜松市中区鍛冶町)に、カレー&定食店「キッチン奥田商店」(TEL 053-424-5900)がオープンして1カ月がたった。

自家製の豚カツをのせた「豚ロースカツカレー」

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 飲食店に20年ほど勤務してきた店主の奥田恭子さん。父の高久さんから、経験を生かして自身の店を開くよう提案を受けたのをきっかけに、親子2人で協力して同店をオープンすることを決めた。高久さんは、食品製造やレストランなどを展開する「ヤタローグループ」(東区丸塚町)に、料理人として約40年間勤めてきた経歴を持つ。高久さんがレシピを監修し、「昭和の懐かしさを感じるごはん」を提供する。店名は、恭子さんの希望で祖父が過去に営んでいた和洋菓子店の屋号を引き継いだ。

 店舗面積は約10坪。席数は、テーブル=4席、カウンター=9席。店舗デザインは、白色を基調に木の家具や装飾を施し、シンプルで清潔感ある空間にした。

 サラッとした口当たりの「カレー」(780円)は、誰でも楽しめる食べやすい味に仕上げたという。口に入れると甘みの奥に辛みを感じ、後からスパイシーな風味が広がる。素揚げのナスをトッピングした「なすカレー」(930円)や、自家製の豚カツをのせた「豚ロースカツカレー」(1,180円)などもそろえる。いずれも、卵黄を別皿で添えて提供し、カレーと混ぜることでまろやかな風味にアレンジできるという。

 数量限定で提供する定食は2種類用意。ジューシーで柔らかい食感の「和風ハンバーグ定食」(1,000円)は、合いびき肉に天然塩を加え、400回ほど手こねしてから焼き上げるという。「しっかりこねることで肉がつながり、うま味と情熱が引き出される」と高久さん。隠し味でコクを引き出す「豚ロースしょうが焼き定食」(1,000円)は、昔ながらのレストランのような、慣れ親しんだ味を再現したという。いずれも、ごはん・スープ・サラダなどがセットになる。

 オープン後は順調で、ランチタイムを中心に予想以上の来客があり、すでにリピーターもいるという。恭子さんは「昼はもちろん、夜にゆっくりとごはんを食べられる店としても使ってほしい。『ただいま』と言いながら、来店してもらえるような店になれたら」と話す。

 高久さんは「この店をきっかけに娘とのつながりも深まり、毎日の仕事が楽しい。力を合わせて一生懸命やっていきたい」と笑顔で話した。

 営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~22時(金曜・土曜は23時まで)。月曜、第2・第4日曜定休。

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