カフェレストラン「GOOD NEWS CAFE(グッドニュースカフェ)」(浜松市北区細江町気賀、TEL 053-540-2129)が9月15日、オープンした。
作業療法士として医療機関に勤めてきた店主の石野綾子さん。コロナ禍の影響による自粛ムードで活気がなくなってしまった同エリアを元気にしたいと、飲食業界に飛び込み、同店をオープンすることを決めた。飲食業に携わりコーヒー焙煎(ばいせん)の技術を持つ姉と、フレンチシェフの義兄と協力して家族で経営する。
店名は、訪れた人に「いい知らせ」を伝えられるような店にしたいと名付けた。取り扱うメニューの大半はグルテンフリー。できる限り添加物や農薬を使わない料理を提供する。
店舗面積は約32坪。席数は、テーブル=27席、カウンター=5席。店内は、誰でも親しみを持てるような店にしようと、アンティークの家具を使うなど、昭和の懐かしさを感じる空間に仕上げた。親子連れも気軽に来店できるようキッズスペースも設ける。自然豊かな都田川沿いに立地し、窓から桜並木を臨むことができる。
和風だしと野菜ブイヨンをベースにした「グッドニュースカレー」(1,150円)は、ひよこ豆をペーストにしたイスラエル料理「フムス」と「イスラエリーサラダ」を添え、グリルチキンを載せて仕上げる。数量限定のセットメニュー「ごちそうプレート」(2,150円)は、直径約30センチの和柄の大皿に盛り付けて提供する。「タスマニアサーモンのマリネ」「焼き野菜の煮ひたし」などの季節の料理に加え、グッドニュースカレー・スープ・デザート・ドリンクをセットにする。
コーヒーは、店内の焙煎機を使いローストした2種類の豆を使う。まろやかな味わいの「まことコーヒー」は、農薬や化学肥料を使わないブラジル産オーガニックコーヒー。スッキリと切れのある味わいの「絆コーヒー」(各520円)は、エチオピアの自然の中で自生する豆を使う。このほか、えぐみのない爽やかな味わいが特徴という「グリーンルイボスティーアイス」(490円)などをそろえる。地元産の「いなさ牛乳」と「丹那牛乳の純生クリーム」を使う、「なめらかパンナコッタ」(490円)や「シェフ特製ガトーショコラ」(590円)などのデザートも用意する。
14時以降に提供する「前菜4種+オールドリンク1杯」(1,200円)は、「砂肝のコンフィ」「ローストビーフ」などの日替わり料理4種類とアルコールを含むドリンクのセット。本マグロの中トロ、タコ、ホタテなどの海鮮丼「カフェ丼ぶり」(1,580円~)や「刺し身の盛り合わせ」(1,580円)なども用意。「小さな子どもから年配者まで楽しめるように、幅広いメニューをそろえている。心も身体もよろこぶ食事を楽しんでほしい」と石野さん。
オープン後は、SNSの影響による来店客が多いが、口コミで地域の人にも少しずつ周知されているという。石野さんは「ここに訪れた人がたくさんのグッドに恵まれて、元気になってもらえたら」と話す。
営業時間は9時~22時(日曜=17時~22時)。火曜・水曜・木曜定休。