地域の交流スペース「みんなの森」とフードコート「すぷーんの森」(浜松市西区和地町)が10月27日にオープンして1カ月がたった。
「みんなの森」と「すぷーんの森」はリノベーションや不動産業などを手がける「Re・lation(リレーション)」(浜松市西区和地町、TEL 053-523-7560)が運営する施設。企業としての地域貢献の在り方を模索する中、事業を生かして集いの場づくりをしたいと開設した。近くにはグループ会社が運営する洋風建築が特徴の観光スポット「ぬくもりの森」がある。
「みんなの森」は本社の建物の一部と中庭を活用した。面積は約303坪。建物の1階にはカフェやミニ図書館、木製玩具などで遊べるファミリールームを用意。2階に設けたコミュニティースペースはギャラリーとしても使うことができる。中庭にはバーベキュースペースを確保し、テントサウナを置くほか、災害など緊急事態が発生した際に使える自転車やリヤカーなどを展示する。
「すぷーんの森」は「ぬくもりの森」に近い場所にオープンした。駅舎に横付けした馬車をイメージしたデザインで、施設の天井や壁などは耐性の高い発泡スチロール性の断熱材を使った。施設面積は65坪で、メープルシュガーを使ったスイーツのほか、パンやカレー、プリンなどを販売する。
同社コミュニティマーケティング事業部の兼保浩二さんは「3つの施設を回り楽しむ家族連れやグループもいる。地域を盛り上げていく拠点になれば」と話す。
「みんなの森」の営業時間は10時~17時、水曜・木曜定休。「すぷーんの森」の営業時間は10時~18時(ただし店舗によって異なる)、木曜定休。