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浜松・丸塚町にモロッコ料理専門店 夫婦二人三脚、モロッコの魅力伝える

左から、店主のエラブディ・アドナンさんと妻の遥さん

左から、店主のエラブディ・アドナンさんと妻の遥さん

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 モロッコ料理専門店「モロッコごはん Fassia(フェシア)」(浜松市東区丸塚町、TEL 053-540-4502)が11月7日、オープンした。

「モロッコごはん Fassia」の鍋料理「タジン」

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 モロッコ出身の店主エラブディ・アドナンさんと妻の遥さん夫婦が運営する同店。二人の出会いのきっかけは、遥さんのモロッコへの一人旅。過去に日本に住んでいたことがあったため、日本語を話せるアドナンさんと意気投合したという。

 モロッコで料理店スタッフだったというアドナンさんが、自身の店を持とうとオープンに踏み切った。モロッコ料理は、野菜を多く使うためヘルシーで、クセが少なく日本人の口に合うという。アドナンさんは「本場の味」を楽しんでもらいたいと、あえて日本人向けにアレンジせずに提供する。「料理はもちろん、モロッコという国の魅力を伝えていきたい」と話す。

 店舗面積は約18坪。席数は、テーブル=13席、カウンター=7席。店内は、「モロッコブルー」と呼ばれる鮮やかな青色をアクセントカラーとして配色し、モロッコの雑貨や写真を飾るなどして空間演出する。料理の器はすべて、現地で購入した物を使う。

 北アフリカの鍋料理「タジン」は、タマネギやニンジン、ひよこ豆などの野菜とモロッコ産スパイスを合わせたソースを使う。鶏肉と野菜を入れて煮込む「チキンタジン」(1,400円)、敷き詰めたタマネギとリンゴの上に牛肉を載せ、シナモンをかけて仕上げる「リンゴとビーフのタジン」(1,700円)などを用意する。二層鍋でボイルしたパスタと食材を合わせたモロッコ料理「クスクス」は、小さな粒状のパスタ「セモリナ粉」を使うため「世界最小のパスタ」とも呼ばれるという。「クスクスビーフ」(1,700円)、「野菜クスクス」(1,300円)などをそろえる。

 チキンとタマネギのソースにアーモンドを加え、春巻きの皮で揚げ焼きする「パステラ」(800円)は、パウダーシュガーとシナモンをかけて仕上げる。しょっぱさと甘さの組み合わせで、大人から子どもまで楽しめるという。ドリンクは、モロッコビール「カサブランカ」やモロッコ産ワインなどをそろえる。

 ランチメニューは、日替わりのタジンをメインにする「フェシアランチ」(1,100円)、ミートボールタジンの「ファティマランチ」(1,500円)など。いずれも、バケット、サラダ、モロッコ産の紅茶葉を使ったミントティーをセットにする。

 オープン後は、SNSの反響で来客も多く、リピーターもいるという。今後はベリーダンスショーなどのイベントも計画する。「国籍や年齢を問わず、みんなが集まれるような店にしたい」とアドナンさん。「実際に行ってみたいという声も多いので、いつかお客さんを連れて一緒にモロッコ旅行ができたら」とも。

 営業時間は、ランチ=11時~14時、ディナー=18時~23時。月曜定休。

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