バウムクーヘンなど焼き洋菓子を提供する店「Sweets house PIMAL(スイーツハウスパイマール)」(浜松市東区原島町、TEL 053-582-8100)がオープンして1カ月たった。
国産原料にこだわった菓子づくりをする同店。シェフの加藤友香さんが、洋菓子の贈答需要に対応する店を開こうと、夫でパティシエの源一さんらとともに準備して実現した。「主食として食べてきた米の新たな可能性を感じた」という友香さんは焼き菓子を通じて米粉の魅力を伝えようと磐田市で環境に配慮した農業に取り組むエコファーマーから取り寄せた米を自家製粉して使うほか、国産小麦や国産鶏が産んだ朝採れ卵に加え、バターや生クリームの原料にも国産にこだわる。地元をはじめ国内の農家を応援したいとの思いがあるという。
れんがの窯をイメージした外観が特徴。店舗面積は約37坪。看板商品のバウムクーヘンの原料は米粉と小麦粉の2種類あり、焼き加減もソフトとハードを用意する。高さ4センチの「バウムクーヘンソフト」(1,620円)と「バウムクーヘンハード」(1,728円)のほか、高さ8センチの「バウムクーヘンソフト」(2,808円)と「バウムクーヘンハード」(2,916円)に加え、食べやすい個包装や一口サイズの詰め合わせなどさまざま。時間によってはバウムクーヘンを作る工程を見られる。このほか、サブレやマドレーヌ、ミニパイ、フィナンシェなど常時約30種類をそろえる。
加藤友香さんは「健康志向の高まりは今後も続くはず。チームとして食べて元気になれる菓子作りをしていきたい」と話す。
営業時間は10時~19時。火曜・水曜定休。