自家製レモネードを提供するカフェ「ニコレモンカフェ」(浜松市浜名区平口、TEL 080-3637-2150)が3月3日、オープンした。
店主の川合美香さんは、3年ほど前に地元浜名湖産レモンを使うレモネードのキッチンカー「ニコレモン」を立ち上げた。広島旅行へ出かけた際に、「瀬戸内レモン」を使った料理に触れ感銘を受けたのがきっかけという。川合さんによると、レモンの収穫時期は4カ月ほどと短く、大量に仕入れて仕込む必要があるという。手狭になっていた調理場を拡大するため、カフェスペースを設けた同店のオープンを決めた。
店舗面積は約20坪で、テーブル=18席、カウンター=4席を用意。店内デザインは、「海辺」や「太陽」を連想させる浜名湖産レモンをイメージした清潔感ある空間にした。吹き抜けの天井が開放感を演出する。
浜名湖産レモンは、切った瞬間に果汁があふれだすジューシーさが特徴。産地の奥浜名湖エリアは、傾斜地で日射量が多く風当たりも良いため、レモン栽培に適しているという。同店のレモネードシロップは、浜名湖産をベースに季節ごとに全国から仕入れ、スライスしたレモンを国産はちみつに1週間ほど漬け込み仕込む。
レモネードは「アイス」「ホット」「ソーダ」(各630円)の3種類をベースに、アイスクリームをのせた「レモネードフロート」(630円)なども用意する。はちみつ漬けレモンを入れた「レモンティー」(480円)や静岡県産イチゴを使った「ベリーベリースムージー」(700円)などもそろえる。
ランチメニューの「贅沢(ぜいたく)ワンプレートランチ」(1,500円)は、ドリアかタコライス、2種類パスタをそれぞれ選ぶことができる。キッシュやデザートなどをワンプレートに載せ、ドリンクもセットにする。このほか、旬の食材を生かした「春キャベツと桜えびのバジルパスタ」や、昔懐かしい味を再現した「ナポリタン」(以上1,150円)などのセットメニュ-もそろえる。
モーニングタイムは、ホットサンドやピザトーストなどのセット(ドリンク代+280円~)を用意。13時以降は、自家製はちみつレモンを載せた「フレンチトースト レモンピール添え」(640円)や、バニラアイスを載せた「焼きいもバタートースト」(820円)などを提供する。
今後は、レモンかき氷などの新メニューを予定している。「今までキッチンカーしか運営してこなかったので、毎日がチャレンジでやりがいがある」と川合さん。「レモネードは、暑い時期は爽やかなアイスを、寒い時期はレモン本来の風味を感じるホットを楽しめる。店内はゆったりとしたスペースなので、ベビーカーの子ども連れや年配の方まで、気軽に足を運んでほしい」とも。
営業時間は9時~17時。月曜定休。