浜松市が4月11日、オートバイを通じて浜松近郊の魅力を伝えようとホームページ「バイクのふるさと浜松」を開設した。
浜松は国内の主要バイクメーカー4社のうちホンダ、スズキ、ヤマハの3社がオートバイの生産を本格的に始めた土地。海や川、山、湖と景勝地と温暖な気候に恵まれ、1年を通じて日本全国からライダーがツーリングに訪れる。同市には「本田宗一郎ものづくり伝承館」やスズキ展示施設「スズキ歴史館」、隣接する磐田市にはヤマハの企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」とバイク関連の施設も多く存在することから、浜松を「バイクの街」として紹介するのがホームページの狙い。
コンテンツでは、太平洋戦争で焼け野原となった浜松の復興から始まり、織物、オートバイの街へと変化する歴史をたどった「バイクの歴史」や、バイクに関する施設を紹介する「浜松周辺施設」などを用意。浜松近隣の「おすすめ」ツーリングコースや観光地を紹介する「人気のツーリングコース」なども展開。バイク関連のイベント情報や交通情報なども配信する。
市役所商工部の竹本澄生さんは「私自身このサイトを作るために免許を取り、バイクに乗り始めた。サイト用の写真を撮りにツーリングコースを回ったりしていてバイクが好きになった。最近は40~50代のリターンライダーも多いので、このサイトを有意義に使ってもらえたら」と話す。「バイクに乗らない人もバイクの楽しさを知ってほしいし、歴史ある浜松のことも知ってもらえれば。季節ごとの見どころや食べ物、店なども紹介していきたい」と話す。