浜松・蜆塚に雑貨店「SORA OF KALIFORNIA(ソラ オブ カリフォルニア)」(浜松市蜆塚)がオープンして1カ月がたった。
店舗面積は約5坪。カフェ「OMOYA珈琲」の2階に店舗を構え、映画「E..T.」の主人公エリオットの部屋をイメージしたという。レトロなペナントやクッション、玩具などのアメリカから仕入れたビンテージ雑貨や、人形やキーホルダー、バッグなどオリジナル雑貨をそろえる。
スタッフの林豊さんは「コンセプトは海外にある『お土産屋さん』のイメージ。お土産を買う時は相手のことを考えて買うと思う。ほかにも売っていて値段もわかっているような物ではなく、大切な人へのプレゼントを探しに来てほしい」と話す。
林さんは以前、オリジナルブランド中心のアパレルショップを15年ほど経営していた。「26歳ごろからずっとアパレルをやっていたが仕事に追われるようにもなり、伝えたいことを伝えることが難しいと感じていた。自分の手で作ることにこだわっていたが、外注せざるを得ない部分もあり、商品を作品でなく『製品』のように感じてしまうようになった。店を畳み『その時に一番作りたいものを作ろう』と思ったのが始まり」と話す。店の運営は知人の井口和昭さんに任せ、林さんは「落書家」という肩書で商品のプロデュースや製作を行っている。
オリジナルの雑貨は全て手作り。古着やスウェーデン軍のデットストックブランケットを使って縫われた人形や、シード袋を利用して作られたクッション、皮製のウォレット、プリントの上にオリジナルデザインのプリントを施した古着のTシャツなど。価格帯は1,000円~1万円程度。
「一つひとつに思い入れを持って作っている。一点ものなので、『同じものを作って』と言われても対応できないが、『こんなのが欲しい』と言われればできる限り対応したい」と林さん。「商品のルーツなどを知ることで魅力を感じられることもある。オリジナルにしてもアメリカから仕入れた雑貨にしても、商品については一点一点説明している」とも。
今後は移動店舗も企画しているという。
営業時間は11時30分~21時。火曜定休。