浜松駅前の「プレスタワー」(浜松市中区旭町)で11月11日、「がんばろう東北!頑張ろう日本!!日本酒大きき酒会」が開催される。主催は遠州の酒販売店23店舗で組織する日本酒名門酒会浜松支部。
11月11日の「立ち飲みの日」が昨年は30周年という節目もあり8年ぶりに開催された同企画。同会会員の加藤國昭さんは「昨年は300人近くが集まった。参加した人からは『これだけの酒が一カ所で飲めるのはうれしい』などの声も頂いた」と話す。
当日は北海道から九州までの酒造から集められた日本酒108種類が用意され、好きなものを自由に試飲でき、全て酒の試飲を達成した人は認定も行うという。会場には3月の東日本大震災で被害を受けた宮城県の「一ノ蔵」「浦霞」の蔵元も来場する。
加藤さんは「放射能の問題などもあるが単純に『東北のものは駄目だ』というのではなく、造り手の話を聞いてもらいたい。製造工程や蔵の現状などを蔵元本人に聞けるのはまれなので、安心を伝えられたら」と話す。
「日本酒というと年配のファンが多いが、若い世代の方にも魅力を伝えていきたい。これだけの種類が試せることは珍しいし、わからないことや疑問などがあればスタッフに聞いてもらいたい。酒好きな方はもちろん、若い日本酒のことを知らない人たちにも楽しんでもらい、育成していければ」と加藤さん。
開催時間は18時~20時30分。参加費は1,500円(当日は2,000円)。先着300人には「がんばろう東北 頑張ろう日本」のロゴが入った利きちょこを進呈する。