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浜松のウナギ専門店、「訳あり」商品を限定販売-今夏苦慮も開催決意

ウナギの訳あり品を手にする店主の井口さん

ウナギの訳あり品を手にする店主の井口さん

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 浜松・平口のウナギ持ち帰り専門店「うなぎの井口」(浜松市浜北区平口、TEL 053-586-6863)が3月1日、「訳あり」品を中心にした割引販売イベントをネット限定で始めた。

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 同イベントは今年で4年目だが、限定100本の過去最少規模の開催となる。1年のうち最も人気のあるイベントで、2009年=1000本、2010年=1500本、2011年=300本を販売。いずれも完売した。

 「今年は3年続く稚魚の不漁により夏にはウナギ価格の高騰が予想される。在庫本数もかなり少なく、イベント開催をやめようかと悩んだ」と店主の井口恵丞さん。スタッフと会議を重ねたところ、「インターネット店舗の周年記念も兼ねて行っているイベントのため、少しでも利用客に還元したい」というスタッフの声もあり、数は少ないながらも何とかイベント開催にこぎ着けた。

 取扱商品はいずれも「訳あり」商品。ちょっとしたさばき損じや焼き損じ、店頭に並べる過程で身が損なわれてしまったものなどで、味や安全性についてはいずれも問題がない商品。通常9,000円程度の商品を5,000円で販売する。

 「今年の夏には、うな重が1杯5,000円というような店が出ておかしくない状況で、先行きは決して明るくない。そんな中、少しでも消費者に満足してもらえるよう頑張りたい」と井口さんは話す。

 イベントは完売次第終了する。

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