浜松・鴨江に5月24日、ラーメン店「海老一番」(浜松市中区鴨江、TEL053-454-5877)がオープンした。
もともと違う業種で働いていた店主の加藤孝浩さんは2年ほど前にテレビ番組で北海道の甘エビを知り、直接現地へ出向いて実物を確認。ラーメン好きだったこともあり1年間スープの研究に取り組んだ後に今回の開業へこぎ着けた。「浜松のラーメン店の中でもエビを使ったスープは珍しい。あっさりとした味わいを生かし、『くどい』『油っぽい』などのラーメンのイメージを覆したい」と加藤さん。
席数は18席。内装は和風に仕上げ清潔感にこだわった造りにした。メニューは北海道から仕入れた甘エビの頭からダシを取り、スープとの相性を考慮したオリジナルストレート麺を使った「あじわい海老塩一番」(750円)を用意する。トッピングには独自の製法で作った「エビ油」と「エビ粉」を使い、エビずくめのメニューに仕上げた。そのほか、磐田の福田港から仕入れたシラスを使った「シラス丼」(290円)なども用意。素材は全て国産のものを使う。加藤さんは「厳選した素材を、地元も含め全国から集めている」と話す。
オープン時には特別価格で提供したこともあり営業時間内の完売が続き、最終日には200人が来客した。「あっさりしつつも、食べたら癖になるようなラーメンを目指している」と加藤さん。「夏に向けてエビのダシを使ったつけ麺を考案中」とも。
営業時間は11時~14時、17時~21時30分。