音楽CD・書籍の販売を手がけるイケヤのグループ会社「アイフーズ」(浜松市中区高林4)が1月20日、「浜松黒餃子」を発売した。
皮に竹炭を練り込み、具に黒ゴマを混ぜることで、商品名通り真っ黒な見た目が特徴。
同商品誕生は、社長の池谷貞悟さんが県外の知人から「浜松ギョーザ」について問われた際に、浜松名物の「ウナギ」と「ギョーザ」の組み合わせで何か商品ができないかと思ったことが始まりだったという。最初はギョーザにウナギを入れたがうまくいかず、形と色をウナギに模したギョーザを作った。しかし見栄えが悪く、ウナギにこだわるのはやめ、「ウナギの色の『黒』をコンセプトにおいしいギョーザを作ろう」と試行錯誤を繰り返し、同商品が生まれた。
キャッチコピーは「ロックなギョーザ」で、「音楽の街=浜松」と「黒=岩=ロック」をイメージ。パッケージ表面には、ギターと浜松祭で吹かれる「激練り」の音符をあしらうほどのこだわりをみせる。実はこの「激練り」という言葉も、池谷さんが友人たちと30年ほど前に名付けたもの。池谷さんは「早くいろいろなところで販売して、浜松の名物になってほしい」と期待を寄せる。
商品は冷凍ギョーザ15個で、価格は880円。タレと竹焼き塩が付く。現在は同社サイトとアイフーズ本社、遠鉄ストア各店で販売するほか、3月からは浜松駅構内のキオスクでも扱う。