家族で「石猫」づくりを手がける「晴れるや工房」の作品展が現在、浜松の多国籍レストラン「ROBANOMIMI」(浜松市中区萩丘、TEL.053-471-0022)のギャラリースペースで開催されている。
作品を発表するのは、浜松市春野町在住の渥美典久さんと妻の愛子さん、娘の優さん。渥美さん一家は民宿を営む傍ら、石にペイントを施した「石猫」作りを続けている。
もともとは、愛子さんがトールペイント(木、ブリキ、ガラスなどあらゆる素材に絵を書く技法)を始めたのがきっかけ。5年ほど前、当時飼っていた猫を石に描いたら面白いと思い、作品を展示会に出品したのが「石猫」の始まり。その後、優さん、典久さんも一緒に石猫の作品を作るようになり、今では家族それぞれが個性のある石猫作品を作っている。
「作品の素材となる石は、地元天竜川の河川敷で見つけている。以前は石を見てからどんな猫を描こうかと考えていたが、今では石を見ると自然と描く猫が浮かんでくる」と典久さん。
作品の鑑賞者に対しては、「写真などでは感じられない立体の面白さ、触感を楽しんでほしい」と優さん。
典久さんは、「今後は春野町で猫をテーマにした個展を開いてみたい。石猫の知名度が上がり、春野町の村おこしになれば」としながら、「今後は現在決定している神戸でのイベントをはじめ、全国のいろいろなイベントなどにも積極的に参加したい」と意気込む。
営業時間は、平日=12時~14時、土曜・日曜・祝日=12時~15時・18時~23時。今月7日まで。