買う

浜松・引佐にオリエンタル雑貨店 明治時代の古民家生かしカフェも併設

明治20年代に建設された、_築130年の古民家をリノベーションした店舗

明治20年代に建設された、_築130年の古民家をリノベーションした店舗

  • 0

  •  

 浜松・引佐に7月2日、「オリエンタル雑貨+カフェ Ora(オーラ)」(浜松市北区引佐町、TEL053-543-1670)がオープンした。

エキゾチックな雰囲気の店内

[広告]

 店主の鎌田千晴さんはオリエンタル雑貨店でバイヤーを経験後、独立。館山寺で約2年間半、雑貨店を経営していたが、子育てのために休業。明治時代から佇(たたず)む築130年の古民家を知人から紹介され、古き良き建物と自然の景色に一目ぼれ。賃貸物件だったが大家と半年間の交渉を経て購入。耐震補強などのリノベーションを行い、カフェを併設したオリエンタル雑貨店としてオープンにこぎ着けた。

 県道68号線から石垣を上り、緑豊かな山々と田園風景が前面に広がる場所に立つ店舗。鎌田さんの知人が壁画や絵画をあしらった店内は、入り口から奥までが雑貨店。向かって左手に小上がり、庭のテラスにカフェスペースを設ける。カウンター3席、小上がり10席、テーブルはテラスとソファを含め17席の計30席。ドリンクメニュー中心で、フレンチプレスで入れるコーヒーや紅茶(以上500円)など5種類を用意。鎌田さんが手間暇かけて作るチャイは、スパイシーな風味に仕上げている。店頭では「無添加パン工房 秋桜(コスモス)」から仕入れたパン(180円~)や、引佐町の「菓子工房とあ」から仕入れた菓子「ポルポローネ」(200円)を販売。店内でも味わうことができ、外の景色を見ながら休憩できる。

 オリエンタル雑貨は鎌田さんがタイで買い付けをしたものが中心。細やかな刺しゅうが施されたタイのブランド「mitra(ミッタラー)」のワンピースや本場手作りのアクセサリー、レザーサンダルにタイの山岳民族「モン族」の古布で作られたサンダルなど、品数豊富にそろえる。「できるだけ他店とかぶらないよう、一点物の商品にこだわっている」と鎌田さん。量産されたものでなく、丁寧な手仕事が施された品選びを心掛けているという。

 「県内はもちろん県外からも訪れていただき、自然を眺めながらゆっくりと過ごしてほしい」と鎌田さん。喧噪(けんそう)を離れ、人々の心落ち着く場所になれたらと、この地を選んだという。「今後は引佐町の特産物を充実させ、多くの方に知っていただける役割も担えたら」とも。

 営業時間は11時~17時。日曜・月曜定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース