おむすびサンドを提供する「おむサンド専門店 KAFUu(カフー)」が11月8日、浜松市中央区板屋町にオープンした。
浜名湖畔にあるかき氷と沖縄料理店「カフェ果報(カフー)」が市内中心部に初出店した。同店は浜松出身の古橋秋仁社長が、沖縄を訪れた際に文化や人柄に魅了され2011(平成23)年にオープン、今回が2店舗目の展開となる。「おむサンド」をメインに据えた新業態で挑戦する。
市内中心部への出店は、週替わりで異なる飲食店が出店する「街食堂」(板屋町)での成功がきっかけ。昨年から4回にわたり出店し、街中で沖縄料理への需要を実感したという。「街中には朝や昼に気軽に食事を楽しめる店が少ない」という声もあり、浜松市の空きテナント活用補助金を活用して、出店を決意。街中の活性化に貢献する思いも込めた。
店舗は約15坪。カウンター=7席、テーブル=8席を用意。デニム調の椅子やソファ、青空と海を描いた絵を飾るなど、南国を感じるアメリカンスタイルのデザインに仕上げた。
「おむサンド」は、ランチョンミートを使ったメニューを中心に約6種類を用意。定番の「スパムサンド」(ハーフ=220円、フル=400円)や、沖縄の調味料「油みそ」を使った「厚揚げ油みそ」(ハーフ=320円、フル=600円)などをそろえる。浜松産ウナギを使ったおむサンド「うなぎ」(1,000円)は、舞阪町のうなぎ卸売店「竹常」とのコラボメニュー。
モーニングでは、「早くて安い」をモットーに「朝そば」(200円~)や「朝おむサンド」(220円~)を用意。テイクアウトやデリバリーにも対応し、専用のセットメニューもそろえる。
夏にはかき氷を提供し、秋から春にかけてはダイニングバースタイルでディナー営業も予定している。「コンセプトは『浜松と沖縄をつなげる店』。浜松と沖縄の架け橋になり、互いの良いものを伝えていきたい」と古橋社長。「街中の利便性を生かしたので、気軽に立ち寄ってほしい」とも。
営業時間は7時15分~14時。(11月~4月の金曜・土曜は、17時~22時も営業。土曜は夜のみ)。土曜・日曜定休。