浜松・元城の浜松城公園の東側芝生広場で4月28日・29日、浜松産の食のイベント「家康楽市・春の陣 in 浜松出世城」が開催される。
昨年11月に第1回を開催し、2日間で約4万3000人が来場。利用客と出店者の両方から好評を得た。「2日目は雨だったにもかかわらず、大勢の人が来てくれた」と同イベント実行委員の秋元健一さん。「浜松産に注目し、みんなで力を合わせたイベントが大成功を収め手応えを感じた」と振り返る。
浜松産の食品を「徳川家康公を育てた浜松産パワーフード」と称し、ブランド化を目指す同イベント。今回は約100店が出店し、農家、水産業者、飲食店、工芸店が地場産品や名産の食材を使ったB級グルメなどを提供する。
会場では山梨県産品も販売するほか、浜松市のゆるキャラ「家康くん」と山梨県の「ひし丸くん」が50人の子どもを率いて手作りの城を攻め落とす「城落とし合戦」を開催する。「他地域と食や観光を通して交流することで、互いのPRができれば」と秋元さん。
期間中、イベント出演者、出店者、実行委員は「遠州綿紬」や「浜松注染」を使って江戸時代風の衣装を着て来場者を迎える。29日は静岡県の川勝平太知事が来場して徳川家康に扮(ふん)する。姫役は静岡県と友好提携30周年を迎える浙江省からの留学生2人と「ミスユニバースジャパン」3位の田中道子さんが務める。着物を着て来場した利用客には出店店舗の優待券を進呈する。
「浜松の貴重な伝統や文化を一つのブランドとして定着させ県外にアピールしたい」と秋元さん。「世界中から浜松に人を呼びたい」とも。今後も春と秋の年2回開催していく。「城おとし合戦」で対決するゆるキャラも、コラボする地域により変更してさまざまな地域との交流を図る予定。
開場時間は9時~17時。雨天決行。