天竜浜名湖鉄道は平日昼間と休日限定の1年間乗り放題となるフリーパスを3月15日に発売する。
年間フリーパスの販売は今回が初めて。同社の収入が伸び悩んでいることから、通勤・通学以外の利用機会が増えるきっかけにつなげる。
利用期間は4月1日~来年3月31日。平日昼間用は上り線が新所原駅8時34分発~掛川駅15時58分着の全8本と、下り線が掛川駅8時58分~新所原駅16時着の全11本。休日用は土曜・日曜・祝日に走る全ての列車で利用できる。購入者は自分の写真を貼り付けて利用する。
同社営業課の榊原正之さんは「全国の鉄道会社でも1年間利用可能なフリーパスを発売しているのはあまり多くないのではないか。フリーパスを使って天浜線をもっと利用してもらい、その良さを周りの方々に伝えてもらえれば」と話す。
料金は大人・子ども共通で、平日昼間用=1万円、休日用=1万5,000円。掛川、遠州森、天竜二俣、西鹿島、金指、三ヶ日、新所原の各駅の窓口で発売する。同社営業課(TEL 053-925-2276)でも、電話による通信販売を行う(別途送料が必要)。販売は今月31日まで。