浜松で三遠南信アート展-地域の代表作家30人の作品展示

多くの作品とそれを眺める来場者

多くの作品とそれを眺める来場者

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 浜松・天竜の秋野不矩美術館(浜松市天竜区二俣、TEL 053-922-0315)で8月3日、第3回 三遠南信アート展「刻印 making」が始まった。

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 東区でギャラリー風蘭(東区有玉西)を営む吉田裕子さんが企画した同展は、2006年以来4年ぶりの開催となる。同展のタイトルは、吉田さんがこれまでにかかわってきたアートの世界の中で何か足跡を残すと同時に、今回は多くの作家たちの作品も足跡として残したいという思いから付けられた。

 会場では、現代アート作品を中心に油絵、版画、立体、陶芸など35点ほどの作品を展示。出展作家は、三河・遠州・南信州地区それぞれの代表作家1人を吉田さんが選出。その代表作家がその地域から9人の作家を選ぶ形式。今回が初めてとなる作家は8人。作品について、「遠州は明るい、三河は繊細、南信州は都会的と、それぞれ地域性が作品に表れており非常に面白い」と吉田さん。

 前回は、遠鉄百貨店を浜松会場にしていたが、「今回はすべての会場を美術館にしたかった」ことから会場を移した。「本当に芸術に興味のある人に来場してほしかった」。

 オープン日は100人ほどが訪れた。中には外国人観光客も団体で訪れるなど、予想以上の来場があった。夏休み期間での開催については、「夏休みなら子どもたちも来場できる。これだけ地域の素晴らしい作家の作品が揃う機会はめったにない。これからの文化を担う中、学生や高校生など子どもたちに足を運んでもらい、多くの刺激を受けてもらいたい」と話す。

 開館時間は9時30分~17時(最終日は16時まで)。入場無料。今月8日まで。

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