浜松で3月24日・25日、イベント「PAPERSKY ツール・ド・ニッポン in 浜松」が開催される。
旅雑誌やフリーマガジンの編集を行う「ニーハイメディア・ジャパン」が主催する同イベント。「地上で読む機内誌」をコンセプトにするライフスタイル雑誌「PAPERSKY」から生まれたプロジェクトで、自転車で各地を巡りながらその土地の風土や文化、自然に触れる新しいきっかけを提供する。歩きでも車でもなく、自転車のスピードで感じる空気や見える景色を体感してもらうイベントとして、年3回の同雑誌発行に合わせて開催。これまでに京都や青森、鹿児島など日本各地で計22回開催してきた。今回は浜松の「音楽の街」「モノづくりの街」「祭りを愛する街」に着目したイベントとして、地元の人や企業の協力を得て開催を決めた。
24日は浜松まつり会館を見学後、大凧(たこ)揚げの体験から始まる。大凧は町内会などの協力を得て、PAPERSKYのロゴ入りオリジナル大凧を製作した。その後はKAGIYAビルやクラフトビール店「OCTAGON BREWING」でのクラフトビール造り見学など街中の新しいスポットを回る。県外から来た人が刺激的な要素のある店を選んだという。夕食には浜松ギョーザを作って食べるほか、ブラジル音楽の鑑賞も予定する。
25日は遠州鉄道「西鹿島駅」をスタート地点に、自転車で約49キロのコースを走行。途中に休憩地点を設置し、都田総合公園で天竜のお茶農家から「天竜茶」の振る舞いやみそまん、三ケ日みかんなどを味わう時間を設けた。昼食は「炭火焼きレストランさわやか」で取るなど、浜松のスポットや名産を伝える。後半は浜名湖沿岸をサイクリングするコースで終着点の弁天島駅を目指す。五感で浜松の魅力を感じてもらう内容にしたという。
「伝統や祭りへの熱い心など浜松には魅力を感じる。一方で街は新しく生まれ変わり面白い場所が増えている。新旧のバランスがユニークな街」と同イベント担当の堀内明さん。「参加してくれる皆さんに、浜松の街の魅力やユニークさ、エネルギーを感じてもらえたら」とも。