浜松・千歳町に3月16日、ダイニング「GOOD LUCK CAFE」（浜松市中区千歳町、TEL 050-5328-0546）がオープンした。

水窪町の製材屋からでた廃材をカウンターや壁、柱などに使い、木の温もりある店内

　店主の長谷川直紀さんは大学の頃から名古屋で暮らし、飲食関係やイベント制作などの仕事をしてきた。その経験を生かし、地元に戻って飲食店を始めようと決意。天竜区出身であることから、地元と街をつなげられるようなアンテナ店としてオープンにこぎ着けた。

　店舗面積は約10坪。カウンター8席、テーブル10席の計18席。天竜の木材をふんだんに使い、内装のほとんどを長谷川さん自らが施工。水窪町の製材店から出た廃材をカウンターや壁、柱などに使うことで、木のぬくもりある店内に仕上げた。テーブルにも天竜杉の一枚板を使い、天竜の山暮らしを肌で感じられるようなデザインにしたという。店内の2面がガラス張りで明るい空間となっている。

　メニューはスパイスに漬け込んだチキンを鉄串に刺して焼いた「ジャークチキンBBQ STYLE」（800円）や、チキンライスとパクチーの相性が良い「グッドラックカオマンガイ」（850円）など8種類を用意。アジアンつけ麺「LOVE パクチーヌードル」（800円）には長崎の手延べ麺「五島うどん」と「LOVE パクチーソース」を使う。「LOVE パクチーソースは東京では人気があり、浜松では当店が初」と長谷川さん。漬物を炒め、溶き卵を入れた飛騨高山の鉄板料理「漬物ステーキ」（600円）は、癖になりお代わりをする人も多い人気料理だという。デザートには日替わりの「手作りケーキ」（450円）を毎日2種類以上用意。スタッフが毎日作り提供する。

　「内装は天竜をイメージできるような空間を作り上げることができた。メニューなどはこれから当店に関わってくれた人たちの『色』を足していき、良い店作りをしていく」と長谷川さん。「ここを起点にお世話になった人に恩返しをし、街と天竜をつなげていきたい。イベントで人をつなぐ仕事もしてきた経験があるので、当店でもイベントを開いていけたら」とも。

　営業時間は18時～翌3時（日曜は24時まで）。