浜松・佐鳴台に3月23日、コーヒー店「まるたけ堂珈琲」(浜松市中区佐鳴台、TEL 053-440-8765)がオープンした。
コーヒーが好きで、講座や独学でコーヒーの勉強をしてきた店主の竹村篤人さん。講座に通ったり、いろいろな人からコーヒーについて学んだりしてきたが、条件によって味が変わるため、約2年前に焙煎(ばいせん)機を購入し自分の味を追求。同じタイミングで、ホワイトストリートから一本入った閑静な街並みの同所で店を始めてみないかという話があった。2年間の準備期間を経て、妻・寛子さんのヨガサロンを併設する形でオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約15坪。カウンター3席、テーブル8席、ソファ席3席の計14席。店内の柱や床材など至る所に無垢(むく)の木材を使い、落ち着いた明かりの照明で、くつろげる空間を演出。家具が好きな竹村さんは、店内の家具を全て北欧家具で統一。シンプルで飽きのこないデザインが気に入っているという。
「心と体に、くつろぎを」をコンセプトにする同店。提供するコーヒーはできるだけオーガニックにこだわり、自家焙煎した豆を一杯一杯丁寧にネルドリップで提供する。「まるたけブレンド」(カップ=750円)や「ブラジル」「コロンビア」など6種類を用意。ゆっくりくつろぎ、長時間いても冷めないままコーヒーが飲めるよう、保温性のあるポットでも提供する。コーヒーだけでなく、華やかな香りで飲みやすい「ヨアン&ニィーストロムのハーブティ」(以上、ポット=1,000円)のようなオーガニックハーブティーメニューもそろえる。
ほかにも、コーヒーに合う「自家製チーズケーキ」や「自家製ガトーショコラ」(以上、レギュラー=600円)のような自家製にこだわったデザート、チーズやハムを盛り合わせた「フードペアリングを楽しむセット」(600円)のような軽食も提供する。
併設したヨガサロン「くつろぎ庵」では同じコンセプトで寛子さんがヨガ教室を運営。女性特有の悩みに対応したメソッドを取り入れ、体質改善や心のゆとり、リラックスできるヨガを行うという。4月20日に体験会を開き、5月からの営業を予定する。
「『体にやさしい』を大事にし、オーガニックコーヒーを提供することで、飲む人が増え、生産者に貢献する良い循環を作っていきたい」と竹村さん。「リラックスできる空間づくりをしたので、落ち着いてゆっくりしたい時に利用してもらいたい。考え事をしたいときなどにもフラッと立ち寄ってもらい、コーヒーを飲んで『これから頑張ろう』と気持ちを切り替えてもらえるような店になれたら」とも。
営業時間は9時~17時。日曜・月曜定休。