浜松・佐鳴台でジビエイベント カジュアル・ジビエ料理やハンター談話も

前回開催時の様子

前回開催時の様子

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 浜松・佐鳴台のサーラプラザ佐鳴台(浜松市中区佐鳴台)で4月15日、イベント「天竜ジビエフェスVol.2」が開催される。主催は天竜ジビエフェスプロジェクト。

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 天竜のジビエを食べ、活用し、街の人にも山の課題を知ってもらおうと、天竜のジビエに関わる有志で始めた同イベント。昨年10月の第一回には県外からの客も多く、駐車場が満車になり入れない人がいるほどだったという。初めてジビエを食べる人や「ジビエの肉がおいしくて食べやすい」と大きな反響があったことから、さらに多くの人にジビエを通して山の課題を伝えようと第二回の開催を決めた。

 「おいしさ、楽しさ、命の学びの一日」をテーマに、ジビエ料理の提供やワークショップ、セミナーなどを開催。料理はシカ肉を使った「ジビエソーセージのホットドッグ」や「シカ肉のクッパ」、ハンガリーの家庭料理「シカのスネ肉のグラッシュ」など、普段目にしないようなカジュアルなメニューを用意する。「ジビエ料理は山の家庭料理や街の料理店で高級食材として扱われるなど、イメージが二極化しているが、もっとカジュアルで身近に感じてほしい。当日はカジュアルでおしゃれな料理を提供する」と同会メンバーの戸村由香さん。

 「鹿のレザークラフト」や「クロモジの木でアロマスタンドを作ろう」などのワークショップも開催。クロモジは近年注目が高まっていて、天竜から全国に売り出しているハーブだという。ほかにも「天竜杉でmy箸作り」など、当日手軽に製作できるワークショップを用意する。ペット用のシカ肉ジャーキーやシカ革プロダクト、クロモジ茶など、さまざまなジビエ関連商品の販売も行う。

 学びとして、「ジビエ工房と山の暮らし」と「狩猟の世界~次代を担う女性ハンター」のセミナーも実施。スライドショーを交えながら対談形式で行い、山の暮らしの魅力や山の抱える問題にふれるだけでなく、なぜ若い女性がハンターになったかなど、若者に興味を持ってもらえるような内容だという。

 「最近ジビエがブームになりつつあり、ジビエという言葉を耳にする人も多くなってきている」と戸村さん。「高齢化や人口減少、林業の衰退など、さまざまな問題があり、山が荒れてきている。山が荒れてしまうと街の生活にも影響があることに気づいてもらいたい。イベントを通して多くの人に山について興味を持ってもらえたら」とも。

 開催時間は10時~16時。セミナーは各回500円。予約者優先。

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