浜松・肴町に6月20日、ビストロ「ビストロ ロケット」(浜松市中区肴町、TEL 053-453-4888)がオープンした。
日本ワインをより知ってもらいたいという思いで始めた同店。店主が「ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち」の本を読んだことをきっかけに、約10年前から姉妹店の大衆居酒屋で日本ワインを扱ってきた。日本ワインをより落ち着いた空間で味わってもらいという思いから、ビストロという形態での出店を決意。希少な日本ワインを集め、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約30坪。席数はテーブル席40席。白を貴重にしながら木の机や椅子を使い、落ち着いた雰囲気を演出。気軽に来店してもらいたいという思いからカジュアルな内装に仕上げた。
メニューはステーキとハンバーグをメインに約25種類を用意。US肩ロースを約225グラム使った「ロケットステーキ」(1,680円)や約250グラムの「USサーロインステーキ」(2,420円)などボリュームのある料理をそろえる。ステーキは肉のおいしさが詰まった赤身の強い肉で、ミディアムレアになるよう焼き加減にもこだわる。ほかにも「USみすじステーキフリット」(1,890円)や食べごたえのある大きさの「ロケットハンバーグ」(1,480円)なども提供。「季節やさいの盛り合わせ」(700円)やステーキなどの付け合わせ野菜はその日仕入れた地元の野菜を使う。
日本国内で作られたブドウを100パーセント使い、国内で醸造した国産ワインを約50種類用意する。長野の「ボタノワイン」や「城戸ワイナリー」、「小布施ワイナリー」、山梨の「旭洋酒」、「ボーペイサージュ」の5つのワイナリーをメインに扱う。どのワイナリーも夫婦で営むような小規模なワイナリーで、それぞれにブドウから作るこだわりを持って生産し、希少価値の高いワインだという。北海道洞爺湖サミットで飲まれた旭洋酒の「千野甲州」(5,300円)もそろえる。
「それぞれ1~2本くらいしか無い貴重なワインをそろえている。年が違えば天候や環境で味が変わるので、一期一会」と店長の和田賢仁さん。「ワインの好きな人も、ワインをあまり知らない人でも気軽に立ち寄ってほしい」とも。
営業時間は18時~24時。日曜定休。