浜松・田町に7月25日、焼き肉店「和牛焼肉ぐりぐら(浜松市中区田町、TEL 053-522-9202)がオープンした。
店長の宇野忠明さんは板前や居酒屋などで働いてきた。居酒屋で働いていた際、現在の店主と出会い、街中で何か事業を始めようと意気投合。どのような形態の店を出したらいいか思案し、知人や街中で働く人たちの意見も聞いて回った。「夜遅くでもご飯が食べられる店」や「肉が食べたい」という声が多く、自身も肉が好きだったことから焼き肉店を始めようと決意。早い時間には家族でも入店しやすいようにカジュアルな内装で、夜遅くでも入店できる焼き肉店としてオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約22坪。カウンター4席、テーブル12席、個室14席の計30席。「ベネチア」をイメージして作った石造りのエントランスや、ウッディーな壁の席、黒い壁の個室など、場所によって雰囲気が変わる。ゆったりとくつろぐことのできるソファの個室だけでなく、表の通りを見渡すことのできる大きな窓の開放感ある席も用意。焼き肉店は和をイメージする店が多いが、カジュアルな店舗デザインにしたという。
メニューは「静岡育ち牛」や「黒毛和牛」、「国産牛」などを中心に約90種類用意。「静岡育ちフィレ」(3,250円)や「静岡育ちサーロイン」(2,250円)、「黒毛和牛ランプ」(1,450円)、「黒毛和牛上カルビ」(1,920円)などをそろえる。牛肉は一頭買をするのではなく、精肉店4店舗と提携し、その日に一番いい状態の肉を部位ごとに仕入れ、肉の質にこだわる。肉質だけでなく、なるべく若い牛で、メスの牛を選ぶ。メスの牛は肉の香りや柔らかさが良いという。
アメリカ産や豪州産などのリーズナブルな牛肉も提供。「アメリカ産ハラミ」(850円)や「アメリカ産カルビ」(820円)、「牛タン」(850円)などをそろえる。アメリカ産などの牛肉は、赤身で歯ごたえがあり肉肉しいという。ほかにも、一頭の牛から2人前しかとれないという希少な「厚切り牛タン元」(2,200)円も数量限定で提供する。
「周辺で働いた人が仕事終わりに来店できるよう、夜遅くまで営業している。肉だけを提供するのではなく、海鮮や野菜もメニューに入れ、つまみ系などのサイドメニューも充実させた」と宇野さん。「店もできたてで、スタッフも初々しいが、皆でいろいろなことにチャレンジしていきたい」とも。
営業時間は、月曜~木曜=18時~翌2時、金曜・土曜=17時~翌日5時。日曜定休。