コーヒー店「ko-ba.coffee(こーばコーヒー)」(浜松市浜北区中条、TEL 090-6093-9472)が1月8日、浜松・中条にオープンした。
以前はコーヒーが嫌いだった店主の細田尚弘さん。缶コーヒーやコンビニコーヒーしか飲んだ経験がなかったが、ある時カフェのコーヒーを飲み、コーヒーの魅力を知った。県内外のカフェを巡り、コーヒーのいれ方を研究。通信でコーヒーコーディネーターの勉強やカフェでの経験も積んだ細田さん。昨年春からイベントに出店しコーヒーを提供。地元にコーヒー店が少なく、人の集まるコミュニティーがほしいと考えていたため、親から引き継いだ同所のコインランドリーの駐車場に可動式小屋を設置し営業を開始した。
1階にコインランドリー、2階に奥さんが運営するヨガ店があり、その駐車場で営業する同店。コインランドリーに店を設けるのではなく、さまざまなシチュエーションに対応でき、可能性の広がる小屋スタイル。小屋の大きさは横1.8メートル、縦1.3メートルで、軽トラックの荷台に乗るサイズ。小屋には車輪がついていて、軽トラックに乗せてイベント出店を行うこともできる。友人に頼み昨年春から小屋の製作を地道に進めてきた。小屋の丸窓には乾燥機のドアを使い、ドアにはアイロンの取手を利用。小物をおいた机にはアイロン台を使うなど、ランドリーをイメージしたデザインに仕上げた。
提供するコーヒーは、優しい口当たりで程よい甘みと上品な酸味のある「グァテマラ」と、フルーティーで爽やかな甘味のある「エチオピア」(以上、350円)の2種類をハンドドリップで提供。夜はバーボンをコーヒーで割った「ケンタッキーコーヒー」(600円)も用意する。ほかにも、浜松の茶葉店の茶葉を使った「和紅茶」、三方原のバジル農園の「バジルティー」(以上、350円)なども提供。フードとしてデーツをペーストにしたものに、ナッツやドライフルーツ穀物などを加え焼き上げた「エナジーバー」(300円)も販売する。
細田さんは「生まれも育ちも中条なので、この地域を盛り上げていきたいという思いがある。当店があることで、浜松がすてきな場所だと思ってもらえるように頑張っていきたい」と話す。
営業時間は日によって異なり、店頭とSNSで告知する。金曜午前、水曜定休。