シェアハウス「Allure(アリュール)」(浜松市中区曳馬、TEL 090-7866-3082)が2月23日、浜松・曳馬にオープンした。
スキー場で住み込みアルバイトの経験があるオーナーの藤原健さんは共同生活の魅力を知り、シェアハウスへの憧れを持っていた。自宅を新築する際、併設のシェアハウスを始めようと決意。2017年に「アリュール・オブ・ザ・シーズ」という客船に乗り、カリブ海を周遊した経験から、アリュール号やカリブ海諸国の街並みをイメージして建築。働き盛りの世代が自分の時間を有意義に使えるよう、家事代行のサービスも用意したシェアハウスとしてオープンにこぎ着けた。
藤原さん家族と共有する25畳のLDKがあり、テレビや冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、スマートスピーカー、掃除ロボットなどの電化製品を用意。部屋のデザインはカリブ海をイメージし、水色の壁紙や青のテーブルクロスなど海を連想するような配色を施した。システムキッチンの前にコミュニケーションが取りやすい円卓を設置。少しでも和めるような、楽しい空間づくりを意識したという。別に10畳のLDKもあり、料理ができるようにしているほか、ノートパソコンとテレビを用意し自室以外で仕事のできる場も確保した。
個室はキッチンの付いた10畳部屋と、6畳2部屋、6.5畳2部屋の計5部屋を用意。シンプルな白色の壁紙から、黄緑のナチュラルな空間などデザインはさまざま。24時間換気が付き、室内干しもできるほか、共同の約5畳の屋根裏収納も使うことができる。ランドリーや風呂、トイレは共用。家賃(1カ月)は6畳部屋=5万3,000円、6.5畳・10畳部屋=5万5,000円。10畳部屋にはキッチンがある分クローゼットがなく、6.5畳部屋にはクローゼットとベランダが付くため家賃は同額にしたという。
家賃共益費内で、廊下やトイレ、風呂などの共用部分の掃除やごみ出しなどの家事サービスを行う。月9,000円(食材費別)を追加することで、食器洗いや衣類の洗濯、平日の朝食と夕食のサービスを受けることができる。朝食は主食と汁物と1皿、夕食は主食と汁物を提供する。
「20代後半から30代前半の働き盛りの人たちや、会社を立ち上げた人など、日々の生活が忙しい人たちの助けになれたら。帰ってきたらご飯があるとほっとするはず。家事代行も利用してもらいたい」と藤原さん。「自分も共用部分を利用するが、家主としてではなく、シェアハウスの一員として利用していきたい」とも。