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浜松・田町のお好み焼き店が5周年 年中無休の営業スタイルで

店主の中尾智行さん

店主の中尾智行さん

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 お好み焼きダイニング「孤味(こみ)」(浜松市中区田町、TEL 053-458-8155)が2月22日、5周年を迎えた。

幻の豚を使った「幻の豚の豚玉」

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 お好み焼きが好きで大阪などのお好み焼き店を食べ歩いてきた店主の中尾智行さん。居酒屋で働いていた経験を生かし、5年前になじみのある浜松でお好み焼きをメインにしたダイニングとして開業した。

 1年目は認知度が上がらず赤字経営で、客が来ない日も多かった同店。定休日を設けず、毎日店を開けることを目標に営業を続けてきた。月に1度休むか休まないかの営業スタイルを続けたことで、口コミでも客が増え、毎日客が入るようになったという。「客が来たいと思ったときに閉まっていては申し訳ない。いつでも客を迎え入れられる店作りを心掛けてきた。1年目は大変だったが、楽しくやっている」と中尾さん。

 メニューは「浜名湖産牡蠣玉(お好み焼き)」(980円)や「静岡そだち牛スジ入りねぎ焼き」(770円)などお好み焼きや焼きそばなど鉄板焼きメニューを中心に用意。中でも、肉質が柔らかく透き通った脂の「幻の豚」を使った「幻の豚の豚玉」(880円)はあっさりしていて食べやすいと客から評価の高い一品だという。ほかにも自家製だしじょうゆを使った「ねぎ焼き」(600円)や、トリイソースのウスターソースを使い、屋台風の焼きそばに仕上げた「ソース焼きそば(豚または海鮮)」(700円)などをそろえる。浜松が関西と関東の中心地に位置することから、ソース風のメニューとしょうゆベースのメニューの両方を用意しているという。

 店舗面積は約21坪。カウンター5席、テーブル17席の計22席。2階は落ち着いたシックなデザインで、3階は明るい清潔感のある雰囲気。外観はオレンジで、目立つ色合いと「食欲をそそるような」色を選択したという。

 5周年を迎えた週末には3日連続で周年祭を開催。ビール飲み放題を550円で提供し、毎日満席の状態だったという。「客からたくさんの花をもらい、祝いの言葉ももらい、とてもうれしかった」と中尾さん。「浜松は意外と外国人客の来店も多い。今後は海外進出も視野に入れ、お好み焼きを日本の文化として海外に発信していけたら」とも。

 営業時間は17時~24時(金曜・土曜は翌1時まで)。

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