居酒屋「イタリアン酒場 ロッジ」(浜松市北区初生町、TEL 053-543-7674)が浜松・初生町にオープンして1カ月がたった。
イタリア料理店や洋食店、ホテルの厨房(ちゅうぼう)などで働き、飲食業界で約20年の経験を積んだ店主の菅沼瑞穂さん。約7年前から自分の店を持ちたいと思い、地道に物件を探してきた。同所にある古民家風の物件が気に入り、出店を決意。キャンプや山登りが好きなため、「山小屋でのんびり、くつろぎの時間を」をコンセプトにした山小屋風の居酒屋としてオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約18坪。カウンター10席、テーブル10席の計20席。山小屋をイメージし木張りの店内。ランタンやバックパック、登山用のシューズなどを飾り、まきを積み上げる。照明はキャンプらしさを出すためにランプを使い、月の表面の形を再現した球体の照明など、装飾にこだわる。
メニューはタコのオイルマリネ「タコぶつ!」(580円)や、厚切りの「炙(あぶ)りサーモン」(780円)、半熟卵とアンチョビマヨネーズの「ウフマヨ!」(350円)など、洋風メニューやイタリア風の創作料理を中心に用意。12カ月以上熟成した生ハムと自家製のボイルハムの「ハム二種」(680円)や、クリームチーズを信州みそで漬けた「チーズの味噌漬け」(480円)など、つまみメニューもそろえる。お酒のしめのメニューとして、レモンを利かせてさっぱりと仕上げたパスタ「しらすと青海苔」や、さっぱりと軽めに作ったという「ミートソース」(以上980円)なども提供。中でも豚足や耳、下、バラ肉などを約5時間ボイルし、ゼラチンで固めたテリーヌ「コッパ!」(680円)は菅沼さんの自信作。盛り付けもかわいらしく仕上げ、最後に炙って提供する。料理もドレッシングなども手作りにこだわり、酒のあてになるようしっかりとした味付けにしているという(価格は全て税別)。
「今後はさらに山小屋やキャンプをイメージした料理を創作していきたい。客の意見も聞きながら変化をつけていけたら」と菅沼さん。「近隣で朝4時までやっている店はあまりないはず。同業の人たちや夜勤明けの人などにも利用してもらいたい」とも。
営業時間は18時~翌4時。木曜定休。