居酒屋「酒肴楽縁 笑門(しゅこうらくえん わらかど)」(TEL 053-431-1255)が6月6日、浜松市中区板屋町にオープンした。
以前働いていた店の常連で同所の元オーナーに、「店をやってみないか」と話をもちかけられた店主の早川近(ちかし)さん。以前から自分の店を持ちたいという思いと、従業員の立場では自分の思い通りの事ができないと考えていた。自分の店を持ち、思い描いたような居酒屋を経営しようと決意。日本酒に力を入れた居酒屋としてオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約27坪。カウンター10席、掘りごたつ36席の計46席。珪藻土(けいそうど)の塗り壁や和紙などで和の雰囲気を出す店内。カウンターは約8メートルある一枚板で、イスは背もたれが三角形の独特なデザイン。カウンター席には驚く客も多いという。
メニューは地元の牛肉・豚肉・鶏肉を使った肉料理を中心に展開。牛は引佐町の峯野牛を使い「サーロインステーキ」(2,480円)や「カルビ陶板焼き」(1,280円)などを提供。臭みがなくさっぱりとした脂のはまな三丁目の豚を使った「トンテキ」や、肉の味が濃く弾力も良い浜松一番鶏の「鶏の岩塩焼き」(以上、1,000円)なども用意。さらに、「上赤身」や「たたき」(以上、1,480円)など馬刺しメニューもそろえる。ほかにも、近海でとれた旬の魚を使い、刺し身や焼き物、揚げ物など本日のメニューとして提供。遠州焼きをチヂミ風にアレンジした「遠州焼きチヂミ」(680円)や、梅肉とサメの軟骨を使った「梅水晶」(480円)、「シラスのチーズピザ」(800円)などの料理もそろえる。近年、料理写真をSNSに投稿する人が目立つことから、どの料理も見た目の美しさにこだわっているという(以上、税別)。
日本酒は常時40種類以上を用意。プレミアム飲み放題メニューは40本のうち30本の日本酒を飲み比べることができる。「三重県の『而今(じこん)』や福島県の『飛露喜』のような入手が難しいものも取り扱っている」と早川さん。「店の前に『にほんしゅはじめませんか?』という看板を取り付けた。日本酒ブームが来ていると思うので、少しでも日本酒の魅力を広めていきたい。気軽に立ち寄ってもらい、日本酒を飲み、日本酒好きになってもらえたらうれしい」とも。
営業時間は17時~24時、第3日曜・月曜定休。