サンドイッチ・スープ専門店「STROKE(ストローク)」(浜松市西区入野町、TEL 053-569-2612)が9月14日、浜松・入野町にオープンした。
子どものころからコックになることが夢で、20歳からフランス料理店とイタリア料理店で経験を積んできた店主の田中修さん。イタリア料理店では約11年間、料理長を務めてきた。群馬県出身でありながら、長年世話になった浜松の人たちを自分の料理で元気にしたいと考えていた田中さん。気軽に食べられるもので、固定概念に縛られず、さまざまなジャンルにチャレンジできるサンドイッチを選び、独立を決意。サンドイッチだけでなく、フレンチとイタリアンの経験を生かしたスープやキッシュなども提供する店としてオープンにこぎ着けた。
店舗面積は約10坪。テークアウトメニューを中心に展開するが、イートインスペースとしてカウンター4席、テーブル2席の計6席を用意。内装は全て手作りで、店内に人工芝を敷いたキッズスペースも完備。壁には絵をを並べ、子連れでも気軽に来店できる雰囲気を出した。
サンドイッチメニューは、低温調理で仕上げにスモークした自家製ローストビーフの「ローストビーフサンド」(380円)や、トルコ料理のサバサンドをフランス料理風にアレンジした「サバのリエット」、BBQ料理をアレンジし豚肉のうまみを引き出した「プルドポークサンド」(以上350円)など常時7~8種類を用意。スープはゴボウを香りよく仕上げた「ごぼうのポタージュ」や、甘く優しい味わいの「ビーツのスープ」(以上300円)など日替わりで3種類を提供する。
廃棄をできるだけ減らそうと、通常捨ててしまうような野菜の皮や根のような部分も使い野菜のだしを取る同店。地元の旬の野菜を使うだけでなく、スーパーには出回らないような珍しい食材も使っているという。ほかにも、「つるむらさきと生きくらげ」や「ゴーヤとナス」など野菜をふんだんに使った「ケークサレ」(200円)や、「ごぼうとれんこん」や「きのことスモークチキン」などの「キッシュ」(300円)などもそろえる。旬の食材を使い、毎日新しいメニューを考案して、日替わりのケークサレやキッシュを提供する。
「働く母親たちを待たせず、すぐに提供できるものとしてサンドイッチをメインに選んだ。私の作る料理で、忙しくて疲れている人を笑顔にできたら」と田中さん。「野菜をたっぷり使った健康的なもの食べ、頑張ってもらいたい」とも。
営業時間は7時30分~無くなり次第終了。日曜定休。